淡嶋神社
あわしまじんじゃ □和歌山県和歌山市
人形供養で有名、加太の海際に佇む名社。
和歌山市の西端、大阪からも気軽に行ける港町として根強い人気の加太エリア。ラピュタの島としても話題になった友ヶ島へのアクセス港として、近年訪れる人が増えている町でもあります。
その加太の町の一番海に近い場所、港町の一番奥にあるのが淡嶋神社です。全国に淡嶋神社(粟島神社、淡路神社)と名のつく神社は1,000社以上あるそうですが、この加太が総本社なのです。創建は2~3世紀と言われ、かなり古い歴史をもつ神社でもあります。
たくさんの漁船が停泊する港の、道を渡ってすぐに朱色も鮮やかな鳥居があります。ほんとに海のキワキワに建っています。境内はそれほど広くはなく、参道をほんの少し歩くと本殿があります。
全国に約1,000社ある淡嶋神社の総本社。創建は2~3世紀と言われ、かなり古い歴史をもつ。
加太港の海際に境内がある。
境内では常に海の空気を感じる。
軒下や地面までが、人形で埋め尽くされる。
すると、普通の神社では見かけない、淡嶋神社でしか見られない光景に出くわします。それは、本殿のほぼ全ての床に、人形という人形が所狭しと並べられている光景。よく見ると、本殿だけでは収まりきらず、軒下や地面までが人形に埋め尽くされているのです。雛人形、日本人形、フランス人形、他はたぬきの置物や招き猫、ぬいぐるみはもとより、よく分からないお面や、果ては何物なのかも分からない置物まで、ありとあらゆる人形・置物が、満員のロックコンサートのようにギッシリと並んでいるのです。それが有名、という前知識はあったものの、想像を凌駕する光景。ある意味、けっこう壮絶なビジュアルです。その数は20,000体とも言われていて、またジャンルごとにエリアが整然と分けられており、それがまた見た目のインパクトを強化しています。
人形供養の神社として名高く、境内には所狭しと人形が並んでいる。
本殿の縁にも下にも人形が並ぶ。
雛人形や日本人形が目立つ。
すぐそばに海を感じる、境内の開放感。
これは淡嶋神社が人形供養の神社として広く信仰を集めている証。針供養の神様としても有名で、人形と同じように全国から奉納されているそうです。また2月8日の針祭、3月3日のひな流しが祭事として有名です。
とにかく千差万別の人形に埋め尽くされた本殿は見ごたえあり。境内は狭いですが、すぐそばに海があるからか、なにか不思議な開放感もあります。所要時間はそれほど必要ないので、加太港を訪れる際はぜひ一足伸ばしてみては。
淡嶋神社の境内を満たしている、明るく開放的な雰囲気。海の香りを感じながら参拝する。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 淡嶋神社 |
---|---|
所在地 | 和歌山県和歌山市加太118 |
問い合わせ先 | 073-459-0043 | 淡嶋神社社務所 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://www.kada.jp/awashima/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/淡嶋神社 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298204-d1385119-Reviews-Awashima_Shrine-Wakayama_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201605 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。