伊江島タッチュー
いえじまたっちゅー □沖縄県国頭郡伊江村
奇跡の風貌は、地球上で唯一という地形。
6番ホールのティーグラウンドから、美しい海に浮かぶ美しい島に、いかにも奇妙な形をした山を見つけました。「あれは伊江島タッチューて言うんよ」と、ベテランのキャディーさんが教えてくれます。彼女は今帰仁の方で、それまでにもガジュマルに住む妖精「キジムナー」の話など、興味深い話をたくさんしてくれていました。
結局伊江島まで渡って訪ねることはしなかったんですが、聞けばなかなかに不思議な山。タッチューとは「先端が尖っているもの」を指す言葉なんだそう。その名の通り、伊江島タッチューは今までに見たこともないくらい尖った山なのです。しかもほぼ全域が海面とさほど高さの変わらない平坦な伊江島にあって、ただ唯一、この山だけが特別に背が高いのです。これはなかなかに珍しい景観。
タッチューとは「先端が尖っているもの」を指す言葉だそう。伊江島にある、唯一の岩山。
奇抜な外観は、古くから航海中の目印となった。
調べるとその成り立ちもたいそう珍しいそうで、古い岩盤が新しい岩盤に潜り込む時に剥がれて取り残されたもの、なんだそう。プレートが沈み込む時に一部が相手プレートに乗り上げてしまう感じ?あまり想像ができないのですが、オフスクレープ現象と呼ばれる非常に珍しい地形らしいのです。どれだけ珍しいのかというと、この地形が見られるのが地球上で唯一、この伊江島タッチューだけなんだとか。
でもそれよりやっぱり印象的なのは、兎にも角にも他に見たこともない山容です。まるで烏帽子のよう。あまりに奇抜な外観なので、古くから航海中の目印として利用されてきたそうです。その独特に魅力的な容姿に、次のホールも、またその次のホールも、ショットのことを考えるのを忘れてついついこの風景を眺めてしまいます。
本島から見た伊江島。特徴的な景観は、古くから航海中の目印として利用されてきたという。
島では神聖なものとされる、信仰の対象。
聞けば伊江島ではタッチューとは呼ばずに、城山(グスクヤマ)と呼ぶそうです。同じ県内なのに呼称が違うのも、離島ならではのことなのか、とにかく島ではこのグスクヤマは神聖なものとされ信仰の対象として親しまれてきたそうです。
ちなみに頂上の標高は172m。大阪でいえば梅田スカイビルとほぼ同じ高さです。そしてこの不思議な岩山の頂上まで、階段があって登れるんだそう。スカイビルの空中庭園まで階段で登ることを考えるとかなりの体力がいりそうな気がしますが、そこから見える360°の絶景パノラマを想像すると、またいつかチャンスがあれば必ず登りってみたいと誓うのでした。
島では「グスクヤマ」と呼び、神聖なものとされ信仰の対象となっている。高さは172mもある。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 伊江島タッチュー |
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所在地 | 沖縄県国頭郡伊江村東江上 |
問い合わせ先 | 0980-49-3519 | 伊江島観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.iejima.org/document/2015011000046/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/城山_(沖縄県) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120813-d1373489-Reviews-Mt_Iegusuku-Ie_son_Kunigami_gun_Okinawa_Prefecture.html |
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