宇治川花火大会
うじがわはなびたいかい □京都府宇治市
NEWS! | 宇治花火大会は2013年の開催を最後に、廃止となってしまいました。 |
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宇治の夏の風物詩は、京都随一の花火大会。
宇治の盛夏を彩る花火大会で、毎年8月10日に開催されています。例年20万人ほどの来場がある京都では最大規模の花火大会で、約7,000発が宇治の夜空に光の花を咲かせます。
普段は静かな宇治川畔・宇治公園一帯ですが、この日は一年で一番華やいだ賑わいを見せます。夕方になると川沿いの道や河川敷は人であふれかえり、いつもは聞こえる河原の虫の音も喧騒に掻き消されます。見物場所を陣取った人々、行列をなして向かう人々、浴衣姿が見ているだけでも涼しく、なにかの集団演舞みたいに団扇が揃って揺れています。
京都では最大規模の花火大会で、約7,000発が宇治の夜空に光の花を咲かせた。
宇治川の水鏡に映る夕焼けを、眺めて待てば。
適当な自分の場所を見つけて、穏やかな川面とまだ明るい空を眺めます。西の彼方へ向かう太陽、代わりにやってくるのは夏の茜空とメロウな夕風。宇治川の水鏡に映る夕焼けを眺めて待てば、やがて浸潤と広がる群青色の夜空。花火の開始を待つ時の、あの独特の期待感を風になびかせていると、花火はいつも唐突に始まります。
宇治川花火大会の特徴は、源氏物語の最後の章が「宇治十帖」であることから、「源氏ろまん」というテーマを掲げていること。紫式部にちなんで紫色の花火が多いのです。白いスターマインと紫色の花火が続くと、これがなかなか想像以上に優雅な雰囲気。カラフルで派手な花火もいいですが、色のトーンを統一するとこんなにも美しく感じたことは驚きでした。
穏やかな宇治川を舞台に毎年8月に開催されていた。写真は宇治橋から眺める宇治川。
宇治の夜空に繰り広げられる、光と音の源氏絵巻。
かといって迫力もちゃんとあるのが宇治川花火大会。京都有数の打ち上げ数を誇る花火大会というだけあって、息つく暇もなく華麗な花火が開き、数回組み込まれているスターマインも圧巻の迫力です。
1960年に行われたのが最初で、もう50年以上の歴史がある花火大会。宇治の夜空に繰り広げられる光と音でつむぐ源氏絵巻は、真夏の風物詩として人々を魅了しつづけています。
2013年を最後に幕を閉じたが、1960年から50年以上続いた歴史ある花火大会だった。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 宇治川花火大会 |
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所在地 | 京都府宇治市宇治塔川 |
問い合わせ先 | 0774-23-3334 | 宇治市観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/宇治川花火大会 |
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