tabicocoloとは
采女神社 采女神社

photo_by_Richard, enjoy my life!_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com

采女神社

うねめじんじゃ □奈良県奈良市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ
オススメ度

猿沢池畔、悲恋の伝説にまつわる不思議な神社。

境内は、小さな一軒家がやっと建つくらいの広さ。奈良の猿沢池の畔にある、ほんの小さな神社。春日大社の末社である采女神社は縁結びの神様として知られ、悲劇の伝説と中秋に行われる「采女祭」で有名な神社です。
奈良時代に天皇の寵愛を受けたひとりの采女(采女とは後宮で天皇の給仕をする女官の職名)が、天皇の関心が薄れたことを嘆き悲しんで猿沢池に入水したため、その霊を慰めるために建てられたという言い伝えがあります。
そしてそんな伝承を物語るように、この神社にはとても不思議な特徴があります。

采女神社

奈良公園の名所「猿沢池」のほとりに鎮座する小さな神社。普段は境内に立ち入ることはできない。

采女神社 采女神社

多くの人は気付かずに通り過ぎているかもしれない。

采女神社 采女神社

采女神社の祭神や由緒が書かれた木札。

中秋の名月の日に行われる、「采女祭」。

猿沢池側に鳥居があるのですが、その鳥居をくぐって本殿を拝もうとすると、なんと本殿は後ろ向きになっていて、背中をこちらに向けて建っているのです。だからお詣りするには本殿の向こう側に回らないといけません。自分が身を投げた池を見るのは耐えられないと、一旦は正面に建てられたものの一夜にして後ろを向いてしまったからだと言われます。
また中秋の名月の日に、「采女祭」が行われることでも有名です。花扇を乗せた車や稚児、御所車などの行列が三条通りを練り歩き、猿沢池に到着すると池に2隻の船が浮かべられます。花扇や稚児を乗せ、2隻の舟が池を廻り、やがて花扇が池に投じられます。舟に据えられた松明の火が水面に揺れる様子が幻想的で、また池のどこかには満月がその姿を映しているはずです。そのようにして毎年采女の霊が祀られ、采女祭は奈良の中秋の風物詩として親しまれています。

采女神社
photo_by_Degueulasse_CC_BY-SA_3.0_from_Wikimedia_Commons

中秋の名月の日に催される「采女祭」では猿沢池に華やかな2艘の船が浮かび、幽玄の雰囲気に包まれる。

photo.

photo_by_Richard,enjoy my life!_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com
photo_by_Degueulasse_CC_BY-SA_3.0_from_Wikimedia_Commons

アクセスマップ

詳細情報

名称 采女神社
所在地 奈良県奈良市登大路町49
問い合わせ先 0742-27-8866 | 奈良市観光協会
休業日 -
料金 -
駐車場 周辺有料駐車場
公式サイト -
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/采女祭
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d10865729-Reviews-Uneme_Shrine-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202401                         

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。

↓

近くのおすすめスポット

ページトップへ戻る