八坂の塔(法観寺)
やさかのとう(ほうかんじ) □京都府京都市





五重塔と古風な町並みに、京都の真髄を見る。
情緒ある古風な町並みにそびえ立つ、東山のシンボル・八坂の塔。均整のとれたシルエットが空に映え、足元にある伝統的な建物群とのコラボレーションは、数ある中でも特に京都らしい情景として人気があります。石畳の坂道には京町家が軒を連ね、その屋根の何倍もの高さの五重塔が屹立する姿は、時として息が詰まりそうなほどに劇的です。

京都らしい町並みに聳える八坂の塔。均整のとれた美しいシルエットは、このエリアのシンボルとして親しまれている。
五重塔だけは、昔から変わらない。
実は八坂の塔には、法観寺という正式な名前があります。でも京都の人でもその名前を知らないくらい、あまりにも八坂の塔という通称が定着しているそうです。そもそも法観寺は、592年に聖徳太子によって創建されたと伝わる古いお寺。一時期は隆盛を極め、かなり広大な境内を誇っていたそうです。しかし応仁の乱をはじめとする数々の戦乱に巻き込まれ、今は境内は狭く、いくつかのこぢんまりとした建物があるものの、塔以外に目立った堂宇はありません。
ただ五重塔だけは昔から変わらず、その威厳ある姿を歴史に刻み続けました。

夕焼け空に映える八坂の塔。この光景は約600年近く変わらない、京都の代表的な景観。
八坂の塔が支配する、時間のない世界。
現在の五重塔は1440年に再建されたもので、高さは46m。東寺、興福寺の五重塔に次ぐ高さを誇ります。塔を支える中心の礎石は飛鳥時代の創建当初のものが残され、そのまま使われています。どっしりとしたシルエット、分厚い本瓦葺の五層の屋根は重厚感たっぷりです。塔の中は公開されることもあり、特別拝観中は二階まで登れます。
とにかく京都を訪れたら一度は見ておきたい名刹です。騒々しい東大路から角を曲がって八坂通に入り、その細い坂道と八坂の塔が目に入った時のインスピレーション、それは時が止まってしまったかのような衝撃があります。さっきまであんなに賑やかだった街の喧騒が、嘘のように消えてしまう不思議。八坂の塔が支配する時間のない世界に、すっと引き込まれてゆく瞬間です。

1440年に再建されたもので、高さは46m。東寺、興福寺の五重塔に次ぐ高さを誇る。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 八坂の塔(法観寺) |
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所在地 | 京都府京都市東山区八坂上町388 |
問い合わせ先 | 075-551-2417 | 八坂塔法観寺 |
休業日 | 不定休 |
料金 | 400円 |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/法観寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1386172-Reviews-Yasakanoto-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200707 |
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