木の根橋
きのねばし □兵庫県丹波市
城下町の小川を渡った、不思議な老樹の根。
丹波の小さな城下町、柏原(かいばら)。藩政時代には柏原藩が置かれ、初代藩主として織田信長の弟・信包が執政して以来、織田氏が代々の藩主を務めた藩でした。城下町としての面影は今も町のいたる所に感じられ、情緒ある町並みが人気です。
そんな柏原の中心部、柏原駅近くを流れる奥村川に架かるのが、一風変わった名前の「木の根橋」。車や人が渡る一般道の橋に平行して、大きなケヤキの木の根っこが川幅8mの奥村川をまたいでいるのです。太い根を一直線に対岸まで伸ばした姿は、まさに一本の橋。下は川なのに、どうやって宙を渡って伸ばしたんだろうと不思議に思います。調べれば、昔はここに土の橋が架かっていて、その土の中を根が這って伸びたそうです。そしていつしか土の橋が無くなり、根だけが川を渡って残ったというわけ。
川幅8mを、大きなケヤキの木の根っこが伸びてまたいでいる。
柏原の町中を流れる奥村川。
太い根を一直線に対岸まで伸ばしている。
この町の何もかもを知っている、長老のような大木。
このケヤキは樹齢1000年以上と言われ、この町の何もかもを知っている長老のような大木。幹径6m、高さ22mという立派な出で立ちには、苔むした時間も刻み込まれています。その長い長い時間の中で完成された自然の作品は、城下町柏原町のシンボルとして愛されています。
橋だと言うからには渡ってしまいたくもなりますが、もちろんそれは禁止。でもこの不思議な橋は眺めるだけでも十分。柏原ではぜひ訪ねておきたい、おすすめの観光スポットです。
ケヤキ自体も見ごたえがあり樹齢1000年以上。「柏原の大ケヤキ」として町のシンボルでもある。
幹径6m、高さ22mという立派なケヤキ。
確かに根が川を真っ直ぐ跨いでいる。
元柏原町役場だった洋館がすぐ横にある。
大ケヤキは毎年新緑が美しい。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 木の根橋 |
---|---|
所在地 | 兵庫県丹波市柏原町柏原 |
問い合わせ先 | 0795-73-0303 | 柏原町観光案内所 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/木の根橋 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022835-d1384680-Reviews-Kino_Nebashi-Tamba_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202009 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。