大阪マルビル
おおさかまるびる □大阪府大阪市
NEWS! | 大阪丸マルビルは2023年に閉館。再開発で2030年の完成を目指して工事が進んでいる。新しいビルの高さは1.5倍になり、円筒形も再現されるのだそう。 |
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今や風格漂う、大阪駅前の初代ランドマーク。
奈良の田舎者でしたから、初めてマルビルを見たときは、こんな風変わりなビルもあるのかと素朴に驚いたものです。ビルの最上部をぐるりと取り巻く電光掲示板には文字が流れているし、内部はどうなってるんだろうとか興味津々に見ていました。
かつて「ダイヤモンド地区」と呼ばれた大阪駅前の一等地にそびえるマルビルは、1976年に竣工したビル。地上30階、高さ123mの建物は周辺では、当時では群を抜いて存在感を放った高層ビルでした。
1976年竣工当時、奇抜な外観と130mの高さはとてつもない存在感を放ったビルだった。
ビル基壇部には蔦が育っていた。
近くのビルのガラス面に映り込んだ大阪マルビル。
今は昔、「大阪マルビルコンピュートサイン」。
東京にもいわゆる「丸ビル」というビルがありますが、大阪のマルビルはまさしく丸い円筒形。当初から正式には「梅田ダイヤビル」というビル名で、通称で「マルビル」と呼ばれていたが、2004年に正式名称が「大阪マルビル」となったそうです。
トレードマークの電光掲示板は大阪駅のホームからも見え、朝に夜に通勤客にその日のニュースや天気予報を伝えました。「大阪マルビルコンピュートサイン」というネーミングも時代を感じさせます。撤去されてしまいましたが、今も部分的に電光掲示板が残っています。
「梅田ダイヤビル」というビル名だったが、愛称で「マルビル」と呼ばれていたことから2004年にビル名が変更された。
一本筋が通ったような存在感、大阪を背負ってきた誇り。
今では周囲にマルビルより背の高い超高層ビルが林立していますし、新しいJR大阪駅をはじめ大規模な再開発に賑わいを見せる梅田周辺。かつては間違いなく大阪のランドマークだったマルビルは、少し肩身が狭そうに周りのビルの影に隠れています。でも関西人の記憶の中には往時の面影は残っていて、待ち合わせの場所としてよく使われますし、今でもやっぱり親しみのあるビルです。最近の無機質なガラス張りのビルだとか、のっぺりとした無表情なビルにはない、一本筋が通ったような存在感、大阪を背負ってきた誇りのようなものをにじませる愛すべきビルです。
周りのビルに高さで追いつかれても、梅田のシンボルであり続けた。2030年完成予定で、再開発中。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大阪マルビル |
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所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-9-20 |
問い合わせ先 | 06-6341-4411 | 大阪マルビル |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://www.marubiru.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/大阪マルビル |
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