北野工房のまち

きたのこうぼうのまち　□兵庫県神戸市

学舎は、いつまでも夢を作り続ける。

神戸の中でも若者向けの個性的なショップが立ち並ぶトアロード周辺。南北に伸びるその坂道を、観光名所・北野エリア方面へ登ったところにあるのが北野工房のまち。神戸を代表する洋菓子やワインなどの著名店や、押し花、ろうそく、皮小物など自分だけのオリジナル作品を実際に作ったりできるお店がたくさんあり、神戸ブランドの食べ物や商品を手軽に楽しめる体験型の施設です。
北野工房のまちがオープンしたのは1998年。それまで小学校だった建物がそのまま使われています。さらに「校舎の面影を極力残す」ことをコンセプトとしていて、一足踏み入れると懐かしい小学校のイメージがそのまま残され、大切にされています。

「校舎の面影を極力残す」ことをコンセプトとして、廃校になった小学校を再利用して1998年にオープンした。

メインエントランスの看板。

元校舎がそのまま活用されている。

学校の雰囲気は、たっぷり残っている。

正面入口前の校門には、今も北野小学校と書かれた表札がそのまま掲げられています。1931年築という古い校舎には学校の雰囲気はたっぷり残っていて、忘れていた色々な小学校的記憶が次々と呼び起こされます。例えば廊下や教室や下駄箱はもちろん、トイレもそのまま。あの小さな便器も、今見てみるとほんとにミニチュアみたいに小さいものです。神戸の町の歴史が写真などで展示されている休憩室には、誰もが座ったあのパイプ製の机と椅子、そしてロッカーや黒板まで。思わず触ってしまいたくなるくらいの懐かしさが込み上げてきます。

1996年に閉校した「神戸市立北野小学校」。エントランスの門柱には銘板がそのまま残されている。

体験型のショップが集まっている。

建物のレトロな意匠も興味深い。

階段の照明はまるで古い洋館の趣き。

広い階段に、昔の学校生活を思い出す。

次の店へ隣の店へ、のぞいては見て回るのが楽しい。

そんな建物の中にたくさんのショップが並ぶ様子は、活気があってどこか文化祭的な雰囲気。アンテノール、ゴンチャロフ、UCC、モロゾフといった神戸ブランドのお馴染みの名店も揃い、20店舗以上が営業しています。しかも単なる一販売店として営業しているのではなく、各店で「北野工房のまち」にしかないオリジナル商品があるのが特徴なのです。
次の店へ隣の店へ、のぞいては見て回るのが楽しいものです。教室を半分に仕切った、どの店舗も同じくらいの大きさで、その多くは店内のスペースで自分だけのオリジナルな小物などを作れるコーナーが設けられています。これも「北野工房のまち」のポリシーのひとつです。そうやって作り手の顔が見えることって、モノを買う時に大切なこと。そんなところからも、このあたたかく懐かしい雰囲気は作られているのだと感じられました。

神戸ブランドのお馴染みの名店も揃い、20店舗以上がある。「北野工房のまち」にしかないオリジナル商品にも注目。

館内のショップめぐりが楽しい。

かつての昇降口にあたる正面入口。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	北野工房のまち
所在地	兵庫県神戸市中央区中山手通3-17-1
問い合わせ先	078-200-3607 ｜北野工房のまちテナント会事務局
休業日	第3火曜日
料金	入場無料
駐車場	周辺有料駐車場
公式サイト	http://kitanokoubou.jp/
wikipedia	http://ja.wikipedia.org/wiki/北野工房のまち
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d1867780-Reviews-Kitanokobo_no_Machi-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
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