仏生山温泉
ぶっしょうざんおんせん □香川県高松市
町中に突然現れた、とろとろ湯の衝撃。
高松市街から車で15分ほど、田畑と住宅地が混在するのどかな地域に、2005年にオープンした温泉。およそ温泉施設とは思えないモダンな建物がまず印象的です。洒落たカフェか美術館とも見えそうな外観。内装も含めて木のあたたかみとシャープなガラスが調和したその造りは、2007年度のグッドデザイン賞も受賞した本格的な建物です。
2層吹き抜け部分がすべてガラスになっていて、白一色の内壁が透明感のあるエントランス。そこで入浴券を買って中に入ると、一面に銘木を使った床が広がり、仕切りが一切ないひと続きの空間があります。
photo_by_Wei-TeWong_CC_BY_2.0_from_flickr.com
公衆浴場のイメージを覆すモダンな造りで人気の仏生山温泉。とろとろのお湯も人気の秘密。
男湯女湯の暖簾もおしゃれなデザイン。
グッズひとつひとつにも、こだわりがある。
ゼリーで体を包み込むようなとろとろ。
真っ白な壁と、反対側には光を取り込む大きなガラスがはめ込まれた窓。天井も高くて解放的。自然色の間接照明が灯り、モダンな造りにもかかわらず温もりと優しさが感じられる空間。そこには番台があり、土産物コーナーがあり、畳が置かれた休憩スペースがあり、廊下なのか部屋なのか縁側なのか、感じ方次第でどんな空間にでも感じられてしまう不思議な空間です。
そしてこの仏生山温泉の何より素晴らしいのが、湧き出す温泉の湯。ゼリーで体を包み込むようなとろとろの肌触りを持つ湯なんです。わずかに黄色がかった源泉には重曹(炭酸水素ナトリウム)が豊富に含まれていて、それが非常に強いヌルヌル感を出しているのだそう。しかもすべて源泉かけ流しという贅沢。湯温も湧出時に45℃という申し分ない温度で、瞬く間に体の芯から温まってゆく至福の温泉です。下手に有名な温泉街で入る湯より、どれほどか温泉の喜びを感じられる湯です。
源泉掛け流しで、ゼリーで体を包み込むようなとろとろの肌触りを持つ湯が素晴らしい。
休憩所は温もりと優しさが感じられる空間。
入浴後は木のベンチでホッとひと息。
季節を映す木々に囲まれた、複数の露天風呂。
男女の湯それぞれに檜造りの浴槽の露天風呂がメイン。内湯の方が小さいほどで、季節を映す木々に囲まれた複数の露天風呂はまさに天国。モダンな洗面器はオリジナルだそうで、そんな小さなところまでにこだわりが感じられます。
平野部に忽然と湧いた名湯。町中にこんな温泉が?と最初はきっと驚くはずです。時々讃岐うどんめぐりを楽しむのですが、その度に毎回でも訪れたい、本当に素敵な温泉でした。
のどかな風景に浮かび上がって美しい夜の仏生山温泉。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 仏生山温泉 |
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所在地 | 香川県高松市仏生山町乙114-5 |
問い合わせ先 | 087-889-7750 | 仏生山温泉 |
休業日 | 第4火曜日 |
料金 | 大人:600円、小人(3歳~小学生):300円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://busshozan.com/ |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000078/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298232-d2583477-Reviews-Busshozan_Onsen-Takamatsu_Kagawa_Prefecture_Shikoku.html |
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