白山洞門

日本有数の規模を誇る、花崗岩の海蝕洞。

足摺岬にある大きな海蝕洞。その規模は高さ16m、幅17mもあり、花崗岩の海蝕洞としては日本有数の規模を誇ります。長年の波の浸食作用によって、ぽっかりと空いた穴から青い太平洋が望めます。
足摺岬灯台の周辺に設けられた遊歩道からは、急な階段を下りていきます。高低差50mほどの崖を上り下りすることになるので、結構な体力が必要。途中には白山神社というお宮があり、白い鳥居が立っています。その向こうには白山洞門の大きな岩山へ上る道がありますが、急すぎてとても歩けそうではありません。

足摺岬にある高さ16m、幅17mの巨大な海蝕洞。その岩山の上には「白山神社」が鎮座する。

白山洞門へ降りる途中に白山神社の鳥居がある。

岩山を登るのは危険なため、この鳥居から参拝。

洞門に響くその音は、独特な音で鼓膜を揺さぶる。

その白い鳥居からさらに階段を下りたところに、白山洞門はぽっかりとその大きな口を空けて待ち構えています。正面に立つとその迫力にはいよいよ驚かされます。門をくぐるようにしてやって来る波が、洞門の岩壁や手前の岩礁にぶつかって飛沫を上げています。洞門に響くその音は独特な音で鼓膜を揺さぶり、しばらくはその光景に釘付けになってしまいます。止めどなく繰り返す波は、今も白山洞門を少しずつ削り取って大きくしています。
白山洞門のすぐ横にはこのあたりには数少ない砂浜があり、遊歩道が設けられています。潮騒を聞きながら散策し、最後にもう一度洞門を眺めてから、崖上を目指し階段を上りました。上には2009年にオープンした万次郎足湯があり、温泉に癒されながら白山洞門や広大な太平洋を見下ろすのもまた格別です。

迫力ある岩壁に開いた巨大な洞門。波が通るたびに独特の音が響き渡る。

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