日曜市

にちよういち　□高知県高知市

300年以上の歴史がある、高知名物の市。

高知市の代表的な観光名所として人気を集めるのが日曜市。その名のとおり日曜日にだけ開かれる市なんですが、その規模は高知城前の目抜通り・追手筋に約1.3kmに渡って、600軒ほどの露店がずらりと並ぶ大きな市です。元禄3年といいますと1690年から、もう300年以上の歴史を誇ります。
高知の日曜日の朝は早いです。日曜市が動き始めるのは、夏も冬も日の出が合図。新鮮な食材などを求めて、早くから人が通りに繰り出します。おはようございますの挨拶から始まり、市にはさっそく活気がみなぎります。通りのシンボル・フェニックスの木が、昇る太陽に明るく照らされる頃、日曜市はもうたくさんの人々で賑わいます。朝だけではなく、そんな賑わいは日没まで続きます。

日曜日になると、高知城前の追手筋に約1.3kmに渡って600軒ほどの露店が集まり、新鮮な野菜などが並ぶ。

旬の野菜がお目当てのひとつ。

季節の花なども売られている。

人気を集めている、太平商店の「いも天」。

市にはほんとうに色々な品物が並びます。野菜、果物、魚介類、どれも高知で採れる地場の新鮮なもの。それらを使った漬物や干物。他にも生花や工芸品、玩具、骨董品など、ありとあらゆる商品が混然とした雰囲気の中に並んでいて、見ているだけでも楽しいものです。
中でも行列必至の人気を集めているのが、市の中ほどにある太平商店の「いも天」。さつまいもに衣をつけて油で揚げただけのシンプルなもので、一袋6〜7個で350円。カリカリの衣が中のほくほくとしたさつまいもを包んでいて、素朴な甘さに顔がほころびます。

高知のソウルフードとも言われる「いも天」で知られる「太平商店」。日曜市を代表する人気店。

見慣れない野菜なんかも楽しい。

どれも新鮮そのもの。

地元の特産品ジュースも人気の品。

ゆずジュースはお土産品にも最適。

まさに、市場のチカラを感じる賑わい。

他にもアイスクリンやところてん、芋けんぴ、川エビの塩ゆで、などなどその場で食べられる高知名物も勢揃いしています。これだけ色々なものが集まると、東南アジア各地の市場みたいなあの独特の匂いもほのかに漂い、異国情緒さえ感じられる雰囲気。それはどこか気分を高めてしまうのか、ついついたくさん買ってしまい、まさに市場のチカラを感じないわけにはいきませんでした。
高知市内では実は月曜をのぞく毎日、市内各所の路上で市が開かれています。火曜市も、木曜市も、金曜市も。規模は日曜市には及びませんが、それぞれの曜日市に特色があるので、その違いを楽しみながら訪れてみるのも面白いかもしれません。

高知の日曜市は朝の7時から活気に溢れている。その様子はどこか異国情緒さえ感じられる雰囲気。

エコバッグなどオリジナルグッズも。

懐かしい「ひやしあめ」も。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	日曜市
所在地	高知県高知市追手筋
問い合わせ先	088-823-9456 ｜高知市産業政策課
休業日	毎日曜日開催
料金	-
駐車場	周辺有料駐車場
公式サイト	http://tosagairoiti.ojyako.com/
wikipedia	http://ja.wikipedia.org/wiki/日曜市
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298234-d1383708-Reviews-Sunday_Market-Kochi_Kochi_Prefecture_Shikoku.html
LAST VISIT	200909