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大神神社 大神神社

大神神社

おおみわじんじゃ □奈良県桜井市
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オススメ度

原始神道の形態を残す、日本最古の神社。

大神神社

「三輪さん」と呼ばれ親しまれている大神神社。太古より三輪山そのものがご神体として崇められ、普通はあるはずの本殿は今もありません。あくまで本殿は三輪山そのものであり、そういった意味では今でも原始神道の形態を残す神社として貴重な歴史遺産なのです。
三輪山信仰は縄文か弥生からすでに始まったと言われ、日本最古の神社と言われる創建はなんと紀元前1世紀とも。それはカエサルやクレオパトラが活躍した時代であり、そんなことを考えると、壮大な時を超えてなお今も信仰され続けていることが奇跡のように思えます。

そびえ立つ高さ32m、柱間23mの大鳥居。

大神神社

そんな大神神社は、幹線道路沿いにそびえ遠くからでもその大きさが際立つ高さ32m、柱間23mの大鳥居が迎えてくれます。この鳥居をくぐると大神神社の参道となり、道沿いにはこぢんまりとした商店が並びます。貸衣裳店や土産物店や露店が軒を連ね、それなりにお宮に寄り添う町の趣がありますが、どのお店も少し寂しそうな様子。でも梅雨の合間に突然訪れた、明るく奥行きのある快晴の夏空、それと痛いくらい眩しい今年一番の強い日差し。閑散として物憂げな町も、どこか陽気さというか、楽観的な雰囲気に満たされていました。

自然と背筋が伸びるような、厳かな空気。

大神神社

歩くことしばらく、森が始まるところに大神神社の「ニの鳥居」が建ちます。そこからは老杉に囲まれた長い参道。鬱蒼とした森の中は涼しくて、そして自然と背筋が伸びるような厳かな空気に満ちています。一歩一歩、足の裏に玉砂利の音と振動を感じながら、奥にある拝殿に向かいます。
大神神社の拝殿は、杉の巨木に包まれた荘厳な雰囲気の中に。右手には玉垣で囲まれた「巳の神杉」があります。二股に別れた老杉で、古くから雨乞いの神として崇められた名木です。

166年造営という、豪壮な唐破風がある拝殿。

大神神社

そして正面には立派な拝殿。切妻造で豪壮な唐破風がある建物は、1664年に4代将軍徳川家綱が造営したもの。緑深き森に囲まれ、荘厳なオーラを放っています。拝殿の奥、三輪山の前には、大小3つの鳥居を並べてつなげたような特異な鳥居「三ツ鳥居」があるのですが、残念ながら普段はそれを見ることはできません。そこからはまさに真の聖域であり、神秘的な歴史の奥底に沈む、その霊験あらたかな姿を想像します。
詣でたあとの帰り、参道脇の小さな沢の前に人だかりがありました。皆、沢の石垣を熱心に観察してらっしゃるので聞くと、どうやら白蛇がいるのだそう。目を凝らして見ると、なるほど石垣の隙間に、白銀に輝く細い白蛇を発見。蛇は大神神社の神の使いでもあり、偶然の邂逅にまたありがたい気持ちになり、やすらぎの老杉の道をゆっくりと引き返しました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 大神神社
所在地 奈良県桜井市三輪1422
問い合わせ先 0744-42-6633 | 大神神社
休業日 -
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト http://www.oomiwa.or.jp/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/大神神社
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022860-d1385998-Reviews-Omiwa_Shrine-Sakurai_Nara_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 200907                         

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