山の辺の道
やまのべのみち □奈良県桜井市〜奈良県奈良市
古代ロマンが散りばめられた、日本最古の道。
山の辺の道とは、桜井市の三輪山の麓から奈良市の春日山の麓まで、奈良盆地の東の山々の裾を縫うようにして通る一本の道。全長約26kmの距離があります。かつて湖だった奈良盆地にまだ水があった頃、人々がその湖沿いを往来するうちに自然と出来たと考えられる古い道です。もっとも古い記録では、史実に記された日本最古の道として「古事記」にも登場していますが、さらに昔の縄文や弥生の時代から利用されてきた道だと考えられています。
一度その全てを歩いたことがあるんですが、山の辺の道周辺には数多くの歴史遺産が点在しており、それぞれに立ち寄りながらのウォークラリーが楽しめます。山裾の曲がりくねった道ですが、道標もいたる場所に設置されているので迷うこともほとんどありません。基本的には大きな道ではなく、車1台ほどが通れる田舎道であったり、時には森の中を抜ける獣道のようであったり、変化に富んだ道です。
奈良盆地の山麓を縫うようにして通る全長約26kmの歴史街道。日本最古の道として「古事記」にも登場する。
それは奈良の長い歴史そのものが、歩み続けてきた道。
でもそれは奈良の長い歴史そのものが歩み続けてきた道でもあり、道中のいたる所にその面影に触れることができます。
特におすすめは秋。道端ではススキの穂が揺らめき、東には盆地を形成する大和高原の紅葉した山並みが続きます。三輪の大神神社、天理の石上神宮、相撲発祥の地と言われる相撲神社、竹之内環濠集落といった名所、そして数々の古墳群を訪ねながら、それぞれの場所で深まる秋の、少しずつ違う表情を楽しめました。のどかな風景が続く中、気に入った場所を見つけては休憩してみると、優しく吹き抜ける秋風に誘われふと古代にタイムスリップしてしまいそうな素敵な道でした。
大神神社、石上神宮など奈良のいにしえを感じながら歩く道。古代にタイムスリップしてしまいそう。
天理市にある「石上神宮」。
桜井市にある「大神神社」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 山の辺の道 |
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所在地 | 奈良県桜井市〜奈良県奈良市 |
問い合わせ先 | 0743-63-1001 | 天理市商工観光課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | http://www3.pref.nara.jp/miryoku/aruku/1195.htm |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/山辺の道 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022857-d3747620-Reviews-Yamanobe_Street-Tenri_Nara_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200907 |
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