鵜戸神宮
うどじんぐう □宮崎県日南市





南国気分の境内、本殿は洞窟の中にある。
パリパリに明るい太陽が降り注ぐ、日南海岸の波打ち際。こんもりと茂った亜熱帯の森と、荒ぶる波によって削り出された奇岩の集積場。鵜戸神宮は、そんな独特の環境に佇む神社です。
孤高の旅人のごとく日向灘に突き出した鵜戸崎という岬にあって、境内の雰囲気はどこかとても遠い場所にたどり着いたような気持ちにさせてくれます。岬になっているので海の景観も素晴らしく、そして境内に茂る植物は南国の雰囲気を醸し出しています。創建時期は不明ですが8世紀とも言われていて、境内の古めかしい建物といわゆる南国ムードのギャップが印象的です。

伝承では創建は3〜4世紀という古社。本殿は巨大な海食洞の中に鎮座している。


手前の駐車場に停めるとトンネルを越えてのアクセスに。


海際に建ち、朱塗りが鮮やかな「楼門」。
幻想の世界にいるような、不思議な感覚。
真夏のクリアな青空に映える朱の楼門をくぐると、右手に眩しいばかりの海原を控えた参道が続きます。しばらく進むと大きな岩にぽっかりと口を開けた洞窟があり、そこにある急な階段を降りて洞窟の中へ。
鵜戸神宮の本殿はなんと洞窟の中にあるのです。朱塗りが鮮やかな壮麗な造りで、そしてその上に覆い被さるのは巨大な岩の天井。巧妙にライティングされた空間は、幻想の世界にいるような不思議な感覚にさせてくれます。

境内の参道を進めば、やがて大きな岩山とそこにぽっかりと空いた巨大な海食洞が現れる。


参道の手すりの向こうは雄大な太平洋。


本殿がある海食洞への入口。
運玉という小さな玉を投げ入れる、亀石桝形岩。
地元では「鵜戸さん」と呼ばれ親しまれる鵜戸神宮。縁結び、夫婦円満、安産にご利益があるとされ、かつて昭和40年代の宮崎ブームの頃には新婚旅行のメッカだったといいます。そしてたくさんのカップルが挑戦したであろうことが、運玉という小さな玉を投げ入れる霊石亀石。本殿の鎮座する洞窟の手前にあって、亀に似た形の岩、その背中の部分に窪みがあって、投げた運玉が上手く入れば願いが叶う、というもの。運玉は直径2cmほどと小さく、投げる距離も5mほどあるのでなかなかの難易度。やってみると全然入る気配もなかったのですが、旅の思い出として妙に楽しい瞬間でした。

本殿手前にある、「運玉」を投げて上手く枡形の窪みに入れば願いが叶うという「霊石亀石」。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 鵜戸神宮 |
---|---|
所在地 | 宮崎県日南市大字宮浦 |
問い合わせ先 | 0987-29-1001 | 鵜戸神宮 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | |
公式サイト | https://www.udojingu.or.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/鵜戸神宮 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023424-d1238711-Reviews-Udo_Shrine-Nichinan_Miyazaki_Prefecture_Kyushu_Okinawa.html |
LAST VISIT | 200808 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。
