霧島神宮
きりしまじんぐう □鹿児島県霧島市
神代の記憶を紡ぐ境内に絢爛な、「西の日光」。
不安定な天気の日で、道中では至るところで濃霧がかかり、まさに霧に浮かんだ島のような神社でした。うす灰色に覆われた空、くすんだ緑色をした森、水分を吸って重い色をした土。全てがぼんやりとした景色の中で、厚い雲をかろうじて通り抜けてきた太陽の光を独り占めするように、高さ23mという大きな赤鳥居が鮮やかに色を放っています。
創建は6世紀と伝わる古い神社で、もともとは高千穂山頂近くに建てられたそうです。でもここは日本有数の火山地帯。度重なる噴火により焼失を繰り返し、何度か移築されたあと、今の場所には1715年、薩摩藩主島津吉貴によって建てられました。
創建は6世紀と伝わる古社。神武天皇の曾祖父である「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」を主祭神とする。
高千穂峰の山麓に広がる豊かな森の中にある。
美しい形と色の「二の鳥居」。
壮麗な金飾りや彩色の紋様、浮き彫りの羽目板。
大鳥居をくぐると、樹齢700年という老杉が神代の記憶を紡ぐ参道。神秘的な雰囲気に包まれたその参道を抜けると霧島神宮の社殿が現れます。それらはどれも朱塗りが鮮やかで、とても豪華な造りです。特に本殿は内部も絢爛に装飾され、柱や梁などもすべて朱塗り、さらに壮麗な金飾りや彩色の紋様、浮き彫りの羽目板など、贅を凝らした造り。「西の日光」とも呼ばれる豪壮な建築です。
詣でた後に、境内にある展望台から景色を眺めました。鹿児島方面からやって来たのですが、その方角は霧が晴れてきたようで、今は遠くに桜島のぼんやりとシルエットが海に浮かんでいました。
絢爛豪華で贅を凝らした造りの本殿・幣殿・拝殿は、2022年に国宝に指定された。
拝殿と本殿の手前に建つ「勅使殿」。
社務所も国の登録有形文化財に指定されている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 霧島神宮 |
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所在地 | 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 |
問い合わせ先 | 0995-57-0001 | 霧島神宮 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.kirishimajingu.or.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/霧島神宮 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022935-d1384906-Reviews-Kirishima_Jingu_Shrine-Kirishima_Kagoshima_Prefecture_Kyushu_Okinawa.html |
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