太陽堂
たいようどう □鳥取県鳥取市
木枠のガラスケースに並ぶ、パンと思い出。
鳥取市の駅前から北へ歩いて10分ほど、アーケードの続く長い智頭街道商店街の一角にある、古くから続くパン屋が太陽堂。創業は大正時代だそうで、以来ずっと地元の人々に愛されてきた老舗です。
パンだけでなく、看板には和菓子と書いてあるように、太陽堂では和菓子や洋菓子などの製造販売も行っています。とくに紅白の和菓子など、今では懐かしい祝い菓子も売られています。運動会のあとに配られる紅白饅頭、あのたまらない甘さを思い出させてくれます。
智頭街道商店街の一角にある昔ながらの店。飾らない懐かしいパンや和菓子を作っている。
古いアルバムから出てきたような、店の佇まい。
古いアルバムから出てきたような店の佇まい、あるいは店内は懐かしい雰囲気でいっぱい。パンは木枠のガラスケースの中に並んでいます。ついつい子供時代によく通ったパン屋を思い出し、太陽堂で買ったのは、その名も「子供パン」。ジャムとクリームとあんこが入っていて、なんだかわがままなパンです。懐かしい甘さと、柔かい生地の食感。この辺りで有名な「白バラ牛乳」と一緒に。
昭和の面影しかない店構えはまさに思い出の情景。町は違えど故郷に帰った気持ちになる。
平穏な町の、何気ない日常。
商店街の終端、旧袋川沿いの小さな公園で子供パンを食べながら、目の前にある穏やかな町並みを眺めます。向かいの通りではおばあさんがひとり、軒先に出した涼み台にぽつんと座っています。風なんか起きてなさそうなくらいゆっくりと、手にした団扇をふわふわと振っています。小さな公園に広がるのは、春と夏を風がかき混ぜて作った、心地よい五月の陽気。そして次の季節へと続く温度。今年も燕がやってきたようで、巣を作る場所を探しています。
そんな光景を眺める、このうえなく平和な昼下がり。懐かしい味に満たされる心、平穏な町の何気ない日常。子供パンの素朴な味が、目の前の景色にとてもよく似合っていました。
「子供パン」という商品があり、懐かしい味に満たされる心と平穏な町の何気ない日常を噛み締める。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 太陽堂 |
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所在地 | 鳥取県鳥取市元町280 |
問い合わせ先 | 0857-22-3641 | 太陽堂 |
休業日 | 日・祝日 |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | http://www.chuokai-tottori.or.jp/~chizu16/shop/shop21_taiyo/index.html |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/tottori/A3101/A310101/31003071/ |
トリップアドバイザー | - |
LAST VISIT | 200702 |
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