翼果楼・焼さば寿司
よかろう・やきさばずし □滋賀県長浜市
レトロな空間でいただく、湖北の郷土料理。
古くから若狭湾で採れた魚介類が京都へ向かって運ばれた道。その中でもとりわけ古都の人々を楽しませたのが塩漬けにした鯖でした。琵琶湖西側の山間部を街道が走り、今は国道367号線となっていますが、この道はかつて鯖街道と呼ばれた通商路でした。そんなわけで鯖の通り道となる滋賀県には、焼き鯖寿司、鯖そうめんという名物があります。主に湖北地方でよく出されるんですが、今回は長浜の新しい観光スポット、黒壁スクエアにある翼果楼でいただきました。
長浜黒壁スクエアの北国街道に面して店を構える。旅籠のような佇まいが印象的。
築200年の古問屋を改装した建物。
店内はレトロな調度品が揃う。
焼き鯖寿司と焼き鯖そうめん、最強の組み合わせ。
焼き鯖寿司は、炭火で焼いた鯖を骨まで柔らかくなるまで炊き上げ、酢飯と一緒に握ったもの。しっかりと焼き目が付いて芳ばしい旨味のある焼き鯖と、極細の刻みしょうがが挟まれた、さっぱりした甘味のある酢飯がとてもよく合います。
また同じく鯖を使った名物、鯖そうめんも人気。甘辛く煮た焼き鯖を、その煮汁で炊いたそうめんに乗せたものです。ほんのり薄茶色に染まったそうめんは、鯖の旨味をたっぷり吸っていて美味。温かいので口の中でその香りもふわっと広がります。
一番人気は焼き鯖寿司と焼き鯖そうめんがセットになった「鯖街道」というメニュー。どちらも絶品。
江戸時代のちりめん問屋を改装した、風情ある建物。
長浜では伝統的な家庭料理として長く愛されてきて、今でも祝い事やハレの日に出されるそうです。翼果楼ではこの焼き鯖を使ったふたつの名物がセットになった「鯖街道」が一番人気です。また湖北の郷土料理もふんだんにメニューに取り込まれていて、シジミ、タニシ、夏の鯉料理や冬の鮒といった琵琶湖の幸を楽しむことができます。
また翼果楼は築200年、江戸時代のちりめん問屋を改装した、とても風情のあるお店。器には骨董品や和風ガラスを使い、ジャズの流れる店内はとても落ち着けます。時が刻み込まれた骨董に囲まれた畳の座敷からは、小さな坪庭が見えて素敵でした。さっきから降りだした雨が庭木の葉を弾いて揺らしているのが、とても印象的でした。
美味しい郷土料理も、店内の落ち着いた雰囲気も両方楽しめる名店だった。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 翼果楼・焼さば寿司 |
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所在地 | 滋賀県長浜市元浜町7-8 |
問い合わせ先 | 0749-63-3663 | 翼果楼 |
休業日 | 月曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | https://x.com/yokaro_sabasaba |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/shiga/A2504/A250402/25000283/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1023582-d3751842-Reviews-Yokaro-Nagahama_Shiga_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200707 |
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