つたや本店・おやき

郷土の旨味をたっぷり包んだ、信州名物・おやき。

信州の名物郷土料理のひとつ、おやき。野沢菜や茄子や山菜など、一度料理した具を小麦粉から作る分厚い皮で包んで、ふっくらと蒸し上げた料理です。たっぷりの具、立ち上る香り豊かな湯気、また作り手それぞれに味付けされた具がバラエティ豊かで、地元の新鮮な野菜が使われています。それに皮と具がご飯とおかずみたいな関係で楽しめてボリュームもある、ちょっと小腹が空いた時なんかにも丁度いい感じ。
そんなおやきの有名店で、創業は大正12年という老舗のつたや本店は、たびたびテレビなどにも取り上げられる人気のお店。店頭で調理された出来立てのおやきをいただくことができます。

和菓子職人が、その技とセンスで作り上げた。

中の具は様々な種類が用意されていて、定番の野沢菜・大根・丸茄子・山菜などをはじめ、韮キャベツ・かぼちゃみそなどたくさんのバリエーション。ビビンバなんてのもあり、好みに合わせて選べるのが楽しいところ。もちもちしたあっさり味の皮と、しっかりとした味付けの具の相性が抜群で、ついつい2個目、3個目と手か伸びてしまう美味しさです。
元々は饅頭などを製造する和菓子屋でしたが、昭和30年代から付近の工場に勤めた女工さんのために販売を始めたのがきっかけなんだそうです。和菓子職人がその技とセンスで作り上げたおやきは、今や信州の名店の看板メニューとして人々に広く愛されています。

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