白馬八方池
はくばはっぽういけ □長野県北安曇郡白馬村
白馬三山を澄んだ水面に映す、天空の池。
白馬八方池は、人気のトレッキングコース「八方尾根自然研究路」にある、雪解けに運ばれた土砂が堆積して出来た小さな池。しかしながらその美しく澄んだ水はまさに白馬の清純な空気を溶け込ませ、そして周囲の絶景をありのままに映す天空の鏡池。畔からは美しく雄大な白馬三山の大雪渓を眺められることでも有名です。
八方池の標高は2060m。標高1850mの八方池山荘まではゴンドラとリフトで登れるので、そこからは標高差210m、距離にして約2.5kmのルートを歩いて目指します。健気に咲き揺れる高山植物に囲まれたトレッキングコースは、斜面を幾度もワインディングしながら続きます。季節は真夏、8月でした。それでもコース脇の所々には残雪が見られます。歩いていないと肌寒く感じます。
人気のトレッキングコース「八方尾根自然研究路」にある。標高は2,060m。
近くの高台から八方池を見下ろす。
手前には可憐な高山植物が風に揺れる。
神々しいまでの岩壁と、万年雪とのコントラスト。
石を積み上げた塔である第2ケルンを越え、90分ほど歩いて第3ケルン近く、白馬八方池に到着しました。昼過ぎでしたが、辺りは濃い霧に覆われ、時々思い出したように霧が薄くなります。池の水面は霧を映し、白く見えました。
池の畔にはすでにたくさんの人が休憩をしていて、一様に同じ方向を向いて座っています。もちろん、深い谷を挟んで向かい側にある白馬三山の大雪渓を見るためです。ここは標高2812m〜2932mの白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の連なる雄大な景色をつぶさに見ることのできる特等席。その美しさと凛とした山容、そして神々しいまでの岩壁と万年雪とのコントラスト。でも残念ながらあいにくの霧で、それが垣間見れたのはほんの一瞬でした。到着した時には、山裾から次々と塊となって立ち昇る霧が邪魔をしていましたが、ただ一瞬、霧の合間から雪渓が少しだけ顔を出しました。それだけでもハッと息を飲む美しさで、霧の割れ目にぼんやりと浮かび上がった幾筋もの真っ白な帯を瞼に焼き付けました。
白馬三山が目前に見える大パノラマ。夏でも消えない雪渓を間近に望める絶景が広がる。
八方池までの散策もまた楽しい。
ガスの切れ間からのぞく白馬三山の雪渓。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 白馬八方池 |
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所在地 | 長野県北安曇郡白馬村八方尾根 |
問い合わせ先 | 0261-72-3066 | 八方尾根観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120615-d2255379-Reviews-Happo_Pond-Hakuba_mura_Kitaazumi_gun_Nagano_Prefecture_Chubu.html |
LAST VISIT | 200708 |
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