白馬八方尾根
はくばはっぽうおね □長野県北安曇郡白馬村
夏も冬も、その雄大な姿で魅了する名峰。
1998年の長野オリンピックでは花形種目アルペンスキーの競技場となった白馬八方尾根スキー場。最高点は1831m、そこから最長8kmのコースで標高差1000m以上を滑降できる日本国内最大級、そして世界的にも有名なスキー場です。北アルプスの唐松岳の東斜面一帯に多種多様なコースがあり、まさに国内最高峰の名ゲレンデ。スノーボードでは度々訪れることがあったのですが、今回は夏の八方尾根を訪ねました。
何本かのリフトは夏も動いていて、特に八方池周辺を巡るハイキングに出かける人々で賑わいを見せます。もちろん僕がここを訪ねた目的もそれだったのですが、一面パウダースノーの銀世界しか見たことがなかったゲレンデは、潤しい緑の草原となり、とても優しい表情をしていることを知りました。
日本国内最大級の有名なスキー場だが、夏は大自然を満喫できる美しい山。写真は八方尾根自然探究路。
1998年長野オリンピックの会場となった。
リフトから眺める、信州の壮大な山景。
短い夏に、可憐な花々がそよ風に靡く。
リフトに揺られながら高度を上げていくと、白馬の町がはるか眼下に通ざかってゆき、まるで空中散歩をしているような気分。逆に見上げると山端を境にしてすぐそこに空があり、雲の中を通ってまた上を目指します。
例年5月中旬にオープンする八方尾根自然探究路。この頃八方池はまだ雪に閉じ込められていますが、夏の到来を告げようと可憐な高山植物が斜面を駆け上がってゆきます。八方尾根には160種類を越える高山植物が自生していて、短い夏の期間にその小さな花を一斉に咲かせます。色々な形や色をした花々がそよ風に靡く様子を、まるで植物図鑑を見ているように次から次へと記憶にコレクションしながら散策を楽しみます。
八方尾根には160種類を越える高山植物が自生していて、短い夏の期間にその可憐な花を咲かせる。
ハイライトのひとつ「白馬八方池」。
真夏でも白馬三山の雪渓が見られる。
壮大であり繊細でもある、絶景パノラマ。
とにかく夏の白馬は風景がとても素晴らしく、花咲き心地良い山の風がそよぐ別天地。壮大であり繊細でもある絶景パノラマでした。
山と空と雲と花を存分に堪能したあと下りのリフトから見たものは、八方尾根を吹き上がる風を捉えたパラライダーでした。風に乗って全然降りて来る様子もないパラグライダーは、まるでカラフルな鳶のように空中旋回を続けていて、あそこから眺める景色はいったいどんなに素晴らしいんだろうと羨ましい限りでした。
空のスポーツも盛んで、八方尾根を吹き上がる風を捉えたパラライダーが舞う。
急峻な山肌は険しい岩肌が剥き出しに。
雲に触れながら、尾根伝いに歩く。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 白馬八方尾根 |
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所在地 | 長野県北安曇郡白馬村 |
問い合わせ先 | 0261-72-3066 | 八方尾根観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.happo-one.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/白馬八方尾根スキー場 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120615-d1977627-Reviews-Happoone-Hakuba_mura_Kitaazumi_gun_Nagano_Prefecture_Chubu.html |
LAST VISIT | 200708 |
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