あわじ花さじき
あわじはなさじき □兵庫県淡路市
海を見下ろして、花の絨毯が広がる丘。
2000年に淡路島で催された「淡路花博」。それから淡路島は花咲く丘の島としてのイメージが定着してきました。実際に島のあちこちでは季節によって様々な花を楽しめる公園が点在しています。その中のひとつ、あわじ花さじきを、春も本番の4月中旬に訪れました。
あわじ花さじきは、西に瀬戸内海、東に大阪湾を見渡せる丘陵地にあります。周囲の山林には、筆から落ちた絵の具のように、やわらかい桃色をした山桜が点々と咲いています。濃い緑、明るい緑、淡い黄緑、桃色の山桜、生まれたてのまだ赤い葉を纏った木々。五色の点画のような色彩の山々は、ため息の漏れるような美しさです。春の山が、こんなに綺麗なことに初めて気付きました。
淡路島北部の丘陵地に、1998年に開園した。季節ごとに壮大な花畑が楽しめる。
標高200m以上あり、海を見下ろす景色も爽快。
近くの乗馬クラブから、馬もやってくる。
敷地は約15haもあり広大。
澄んだ空にトンビが舞う。
はっぴぃえんどが春を歌う曲のように、平和な午後。
無料で解放された約15haもの広大な敷地に、菜の花の黄とムラサキハナナの紫、色鮮やかな花絨毯が広がります。夏にはブリーサルビアやクレオメ、秋にはコスモス、冬にはパンジーなどが一面に咲き誇り、季節ごとに鮮やかな花畑の世界を楽しめます。
芝生を見付けて寝転んでいたら、空を昇るように飛ぶヒバリが数羽。ピチュクチュと忙しそうに鳴き続ける声は、春がやってきたことを実感できる音のひとつです。はっぴぃえんどが春を歌う曲のように平和な午後。花畑の向こうの、春霞に煙る海を見下ろしつつ、うつらうつらとしているのがとても気持ちのよい午後でした。
花々もさることながら、空と海をすぐそばに感じられる絶景が素晴らしい。
春は菜の花があたり一面を真っ黄色に染める。
近くで放牧されている牛たち。
気候も過ごしやすい春がおすすめ。
春は様々な花が咲くことを再発見する。
秋のそよ風に、心地良さそうに揺れるコスモス。
秋に訪れた時にはコスモス畑が丘いっぱいに広がっていました。秋のそよ風に心地良さそうに揺れるコスモスの花。澄みきった秋空の下、蜜蜂も忙しそうに花から花を渡ってうれしそうです。園内にある小高い展望台からは明石海峡大橋をはじめ、瀬戸内海や大阪湾の眺望が360゜楽しめます。名物のびわソフトクリームを片手に、どこまでも広い眺めと花畑をのんびりと見下ろします。空では季節を告げる少し乾いた風が、薄く伸びた雲を運んでいました。
秋は一面コスモス畑に。秋のそよ風に心地良さそうに揺れていた。
約50万本ものコスモスが咲き誇る。
2020年にリニューアルされた展望デッキから。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | あわじ花さじき |
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所在地 | 兵庫県淡路市楠本2865-4 |
問い合わせ先 | 0799-74-6426 | あわじ花さじき |
休業日 | 無休 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 敷地内無料駐車場 |
公式サイト | https://awajihanasajiki.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/兵庫県立あわじ花さじき |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022838-d1384562-Reviews-Awaji_Hanasajiki-Awaji_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202003 |
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