南枝・出石そば
なんし・いずしそば □兵庫県豊岡市
創業300余年、出石そば元祖の名店。
兵庫県出石町は丹波の緑深い山あいにある城下町。この町はそばが有名です。約300年前、出石城に信州出身の城主が着任した際、信州そばの職人を一緒に連れてきたことからその技法が伝わり根付いたと言われています。
出石そばと言われるそばは、蕎麦の身を丸ごと挽き、茶褐色の濃い目の色と素朴なコシと風味が特徴。「三たて(挽きたて・打ちたて・ゆがきたて)」と呼ばれる製法を守る出石伝統の味です。小さな町には約50軒、いたるところにそば屋が立ち並んでいます。
そんな出石の町で今回訪れたのは、町の名所のひとつ・おりゅう灯籠の近く、情緒あふれる外観が素敵な南枝。先の信州のそば職人が始めたという1706年創業の老舗です。いわば出石そばの元祖である南枝、国と時代を越えて伝わる名物のそばを味わえます。
信州のそば職人が始めたという1706年創業の老舗。「三たて(挽きたて・打ちたて・ゆがきたて)」が出石そばの信条。
噛むほどに、蕎麦の香りが口の中に広がる。
2、3口ほどの分量に取り分けられたそばの小皿が5皿。それをくぐらすダシとネギ、ワサビなどの薬味、それにトロロ、生卵も添えられ、組み合わせながら色々な味を楽しめます。そばは食欲をそそる濃い色合い、そしてしっかりとした噛み応えが抜群の食感で、噛むほどに蕎麦の香りが口の中に広がります。鰹の風味が際立つダシは少し辛めで、そばのコシとともにギュッと締まった感じ。鼻腔をくすぐるしっかりとした味でどんどん皿が進んでしまいます。足りない場合も一皿ずつ追加注文もできます。
最後は蕎麦湯でほっとひと息。歴史を感じさせる店内を見回しながら、まだ口の中にほのかに残るそばの香りを楽しみました。
食欲をそそる濃い色合い、そしてしっかりとした噛み応えが特徴。噛むほどに蕎麦の香りが口の中に広がる。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 南枝・出石そば |
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所在地 | 兵庫県豊岡市出石町柳63 |
問い合わせ先 | 0796-52-2274 | 南枝 |
休業日 | 金曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.nanshi-soba.com/ |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28013858/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1022822-d7527759-Reviews-Nanshi_Sarasoba_Main_Store-Toyooka_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200505 |
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