倉敷美観地区
くらしきびかんちく □岡山県倉敷市
天領の栄華と威風を伝える、伝統的街並み。
かつて幕府直轄の「天領」であった町、倉敷。その整然たる街路計画は当時から秀でており、現在にも往時の町の面影を残し伝えるべく、倉敷美観地区が制定されました。倉敷市の中心部で、倉敷川を挟む一帯が美しく整備され、景観が保存されています。
白漆喰の壁と黒本瓦、美しいなまこ壁のコントラストが、礼儀正しい紳士のようにパリッと町の風景を引き締めます。彩りを添えながら、その中に遊ぶようにゆらゆらと、気持ち良さそうな青柳の枝が揺れます。落ち着いた美しい町並みの中に、美術館やカフェ、町屋を改装した土産物屋や菓子屋が並んでいます。どれも備中の商都を感じさせる色豊かなお店や建物。
倉敷川の河畔に、江戸時代の豪商の屋敷が当時のままに建ち並ぶ。また大正から昭和にかけての洋風建築も見どころ。
通りには和菓子屋や土産物屋も並ぶ。
大原美術館あたりは文明開化の香りも。
柳の並木も美しい倉敷川。
中橋と倉敷館観光案内所(元倉敷町役場)。
夜はまた趣きも一変する。
豪華な土蔵群も倉敷美観地区の見どころ。
自分だけの倉敷を見つけに散策するのも、楽しみのひとつ。
その中でも、1930年開業の日本で初めての西洋美術館である大原美術館や倉敷アイビースクエア、倉敷考古館などが人気を集めています。大原美術館に隣接するのは、厚い蔦に覆われた大正時代の建物を利用した喫茶店「エル・グレコ」。美観地区のひとつの象徴とも言える有名店で、開店50年を超える店内では、その優雅な時間を積み重ねた雰囲気に満たされています。
また目抜き通りから一歩入った「ひやさい」と呼ばれる裏路地にも隠れた名店が点在していて、自分だけの倉敷を見つけに散策するのも楽しみのひとつ。美しい町並みを倉敷川から見上げることができる川舟も人気です。
また美観地区の夜を街灯や行灯の光がやさしく照らすライトアップも素敵。世界的な照明デザイナーの石井幹子氏による、景観とほのかな明かりが融合する光の芸術は必見です。
土蔵、なまこ壁、町家。倉敷川沿いから少し路地を入れば、また別の風情ある景観がある。
細い路地にこそ、美観地区の本来の姿を感じる。
町角に見つけた火の見櫓。
エル・グレコの傑作「受胎告知」を所蔵する大原美術館。
美しい「なまこ壁」が随所に見られる。
今橋の欄干で、器用に羽を休める鳩たち。
町角ではスズメが遊ぶ。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 倉敷美観地区 |
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所在地 | 岡山県倉敷市中央町、本町 |
問い合わせ先 | 086-426-3411 | 倉敷市観光課 |
休業日 | 店舗による |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.kurashiki.okayama.jp/6219.htm |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/倉敷美観地区 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298133-d323986-Reviews-Kurashiki_Bikan_Historical_Quarter-Kurashiki_Okayama_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 201811 |
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