ころっけのハヤシ

近鉄郡山駅前の、名物コロッケ。

奈良郡山の名物料理と聞かれたら、ハヤシのコロッケと答えてしまいます。近鉄の大和郡山駅前、昭和の面影色濃く残るうらぶれた柳町商店街の入口に店を構えます。駅から出るといつも芳ばしい油の香りが匂ってきて、別腹がぐぅとひと鳴きしてしまいます。
ラードで揚げるハヤシのコロッケは、衣はサクサク、中はとってもしっとりとしています。そしてこの衣がまたほんのりとソース味が隠されているというか、それはある意味ここだけの独創的な味で、病み付きになる美味しさなんです。そんな衣の中には、じゃがいもの甘い密をたっぷり閉じ込めています。それにどこか懐かしい味。小さい頃よく食べたとかじゃなくて、日本人が食べたら誰しもが懐かしいと思えるような、そんな特別な美味しさです。

コロッケの衣はサクサクで旨味が付いていて、中は驚くほどしっとりしているのが特徴。

老若男女を問わず愛されている、親しみある味。

コロッケ¥80の他、ハムカツ¥90やエビフライ¥160なども大人気。買物帰りの主婦から小遣い握りしめた子供まで、老若男女を問わず愛されている味です。家族で店を切り盛りされていて、店先の油釜でコロッケを揚げるのは、笑顔が愛敬たっぷりのおばあちゃん。高校時代、学校帰りに必ず毎日食べていた頃から早30年。懐かしい味を求めて、また訪ねてみたいと思います。

コロッケの衣はサクサクで旨味が付いていて、中は驚くほどしっとりしているのが特徴。

手際よく、次々とフライが揚がっていく。

サクサクの衣と中身のしっとり感のバランスが秀逸。

アクセスマップ

詳細情報