郡山城跡
こおりやまじょうあと □奈良県大和郡山市
情緒ある城下町、「お城まつり」は桜の饗宴。
郡山城は1580年、大和国領主だった筒井順慶によって築城された城郭。1873年に廃城令によって取り壊され、以来天守閣をもたない城跡となっています。この城の城下町として栄えた大和郡山市は、今も色濃くその情緒を残す町。当時の職業などを拝した町名がたくさん残っていて、豆腐町・材木町・塩町・茶町・魚町なんていうのもあり、次の町角を曲がるのがちょっと楽しい気分になります。また金魚の生産で全国的に有名で、町を流れる水路にも涼しげに泳ぐ姿がかわいらしいものです。
郡山城跡の城内には復元された櫓がいくつかある程度だが、奈良県内では最も城郭らしさを残している。
日本さくら名所100選にも選ばれた本格派。
実はこのお城の濠の中にある高校に通っていたこともあり、郡山城跡は四季を通じて見ていたわけなんですが、やっぱり一番は桜の季節です。城の周囲には約1000本の桜が華やかに咲き乱れ、夜のライトアップも幻想的で、市外からもたくさんの見物客が訪れます。毎年春には「お城まつり」が開かれ、日本さくら名所100選にも選ばれている郡山城跡は一年で一番の賑わいを見せます。
毎年春には「お城まつり」が開かれ、約1,000本の桜が咲き誇る。日本さくら名所100選も選ばれている。
地蔵や仏像までもが、材料として使われた石垣。
天守閣は復元されていないですが、江戸時代に築かれた石垣はそのまま残っており、実はその石垣にはこの城の興味深いエピソードが隠されているんです。築城当時、石垣を積み上げるのに十分な石がなかったため、周辺にあった地蔵や仏像までもが石垣として使われたという話。だから今でもよくよく探してみると、石垣の数箇所に横向いたりひっくり返ったりの仏様が隠れているのです。
敷地内には江戸後期の大名だった柳沢氏を祀る柳沢神社や、当時の貴重な史料を収蔵する柳沢文庫などもあり、近年は門や櫓のいくつかも復元整備され、あたりは綺麗な公園として城下の人々に親しまれています。
十分な石がなかったため、周辺にあった地蔵や仏像までもが石垣として使われたという。今でもそれらを見ることができる。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 郡山城跡 |
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所在地 | 奈良県大和郡山市城内町 |
問い合わせ先 | 0743-52-2010 | 大和郡山市観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/chiikishinkoka/kanko/2/1630.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/郡山城_(大和国) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022856-d1386039-Reviews-Koriyama_Castle-Yamatokoriyama_Nara_Prefecture_Kinki.html |
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