嵐山トロッコ列車
あらしやまとろっこれっしゃ □京都府京都市
嵐山と保津峡の、四季を愛でるトロッコ。
四季折々に豊かな表情を見せる嵐山〜保津峡を、のんびりとしたスピードで進む嵐山トロッコ列車。線路の全長7.3kmを、時速約20km、たっぷり25分をかけて走る鉄道です。始発駅はトロッコ嵯峨野駅。土産物屋が立ち並ぶ嵐山界隈の賑わいから少し外れた場所にあり、ほとんどの乗客はこの駅から乗車します。
もともとはJR山陰本線であったこの区間、新線の運用とともに廃線になる予定でした。でも京都から近く美しい渓流として親しまれる保津峡に沿う路線として、そのまま観光資源として利用されることになり、今では年間約90万人が利用する押しも押されもせぬ人気スポットに。
1991年の開業以来、絶大な人気を博している観光トロッコ列車。美しい景色と旅情をかき立てる列車が魅力。
いつも新しい発見がある、四季の劇場。
それは乗ってみれば納得、ほんとに美しい自然、水、草花が次々と車窓を彩ってゆきます。春は桜と新緑、夏は深緑と渓流の涼しさ、秋は鮮やかな紅葉、冬には厳しくも透き通るような雪の薄化粧。まるで四季の劇場のような景色には、いつも新しい発見があります。
トロッコは満員の乗客を乗せ、眠りから覚めたばかりの象のようにゆっくりと動き出します。車掌の軽快なマイクパフォーマンスとともに、列車はやがてトロッコ嵐山駅を過ぎ、豊かな自然に包まれる保津川に沿って北へ向かいます。今回はちょうど紅葉のシーズンだったので、渓流の随所に彩りも豊かな楓や銀杏を見ることができました。
景色は速度に乗せて変化します。いくつかの小さなトンネルを越え、眼下の川にすれ違うのは保津川下りの遊覧船、信楽のたぬきの焼き物が並ぶトロッコ保津峡駅を過ぎ、徐々にひんやりとする森の中を進みます。
全長約7.3kmの路線は、JR嵯峨野線の廃線跡を利用したもの。現在の嵯峨野線とは途中で何度か交差する。
景色に追い越されそうなほど、のんびりと走る。
車輪とレールが軋む音、そして景色に追い越されそうなほどのんびりと走る列車。トロッコならではの楽しみを味わいながら、終点のトロッコ亀岡駅に到着します。終着駅周辺にはのどかな田園風景が広がります。そして保津川下りの遊覧船が出ているのもこの辺りから。なので帰りはスリルのある名物の渓流下りを楽しむのもよし、再びトロッコ列車に揺られるのもよし。トロッコで引き返す場合でも、巻き戻しの復路の風景は、往路のそれとはまったく別のものに見えるのが不思議なものです。
嵐山から保津峡へと走る車窓には、四季折々の絶景が続く。保津川下りで有名な渓谷を見下ろしながら、山肌を走る。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 嵐山トロッコ列車 |
---|---|
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨小倉田渕山町(嵐山駅) |
問い合わせ先 | 075-861-7444 | 嵯峨野観光鉄道 |
休業日 | 水曜日 |
料金 | 大人:600円、小人:300円(片道) |
駐車場 | 敷地内有料駐車場あり |
公式サイト | https://www.sagano-kanko.co.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1497824-Reviews-Tram_Arashiyama_Station-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200411 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。