コウノトリの郷公園
こうのとりのさとこうえん □兵庫県豊岡市
美しく華麗な容姿を、再び日本の空へ。
国の特別天然記念物でもあるコウノトリの研究と飼育が行われている国内唯一の施設です。豊岡特有の暑い夏、そして厳寒の冬の中を、彼らは飼育員に見守られながら過ごしています。一時は日本では絶滅してしまったコウノトリですが、今はこの施設によって数を徐々に増やし、過去の悲しい出来事を克服して空に羽ばたこうとしています。現地の資料館ではコウノトリの悲運と、繁殖・定住に向けて努力してきた方々の苦難の経緯を改めて学ぶことができます。
1999年に開園した、コウノトリの繁殖と野生化を目的とした日本唯一の施設。
しなやかな流線型の肢体、たおやかで優雅な動き。
コウノトリの郷公園は、それまでコウノトリの保護・飼育を長年続けていた保護増殖センターをもとに、平成11年に開園しました。185ヘクタールもの広大な敷地に、研究棟や飼育ゲージなど、コウノトリのためのありとあらゆる施設が整備されていて、その一部が無料で一般公開されています。
そして長年に渡る研究と努力によってとうとう2005年、5羽のコウノトリが野生復帰を目指して豊岡の空に初めて放鳥されました。園内には次の野生復帰を目指して飼育されている100羽以上のコウノトリが飼育・訓練されていて、そのうちの限られた数だけですが、その姿を見学することができます。しなやかな流線型の肢体、たおやかで優雅な動き、羽根を広げた時の予想外の大きさ。ついうっとり見とれてしまうような、美しくて大きな鳥でした。
できる限り自然に近い環境で飼育され、後々の野生化に対応できるよう配慮されている。
コウノトリの生態や資料などを展示する施設「コウノピア」。
またコウノトリの生態や資料などを展示する施設「コウノピア」の2階には、おまけ的存在の剥製展示ルームがあるのですが、これがなかなか楽しめるんです。スズメやヒバリなど馴染み深い野鳥から鷲や梟などの猛禽類、さらに狸や狐、熊などの動物まで、たくさんの剥製が展示されています。彼らは本当に今にも動き出しそうな様子に見えるし、動物園でも普段なかなかそんなに近くで見れない至近距離で観察できるので、ほんとに新しい発見にたくさん出会えます。もちろん、と言ってもいいのかどうか、コウノトリの剥製も展示されています。近くで見ると、その大きさには驚かされます。そして同時に、彼らがまた悠々と人間と一緒に暮らせる環境というものを考えさせてくれるのでした。
資料館の「コウノピア」ではコウノトリや、里山の動物たちの剥製を見ることができる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | コウノトリの郷公園 |
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所在地 | 兵庫県豊岡市祥雲寺 |
問い合わせ先 | 0796-23-7750 | コウノトリの郷公園 |
休業日 | 月曜日、年末年始 |
料金 | 入場無料 |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり |
公式サイト | https://satokouen.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/兵庫県立コウノトリの郷公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022822-d1384701-Reviews-Hyogo_Konotorino_sato_Park-Toyooka_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200812 |
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