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鳴尾浜臨海公園 鳴尾浜臨海公園

鳴尾浜臨海公園

なるおはまりんかいこうえん □兵庫県西宮市
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オススメ度

爽快な海の景色と、廃墟のアンバランス。

鳴尾浜臨海公園は西宮市の最南部、武庫川河口の西側に整備された公園。元々は1992年に開業した「リゾ鳴尾浜」という、温泉とプールがある大きな複合施設がその中核でしたが、2020年に営業を終了してからは周囲の庭園や釣り広場などが残されています。リゾ鳴尾浜があった時でさえ集客に苦労していたということもあり、現在では訪れる人も少ない公園。でもその分静かにゆったりと過ごせる良さもあります。

鳴尾浜臨海公園

壮大な廃墟となりつつある、旧リゾ鳴尾浜。

東側の駐車場に車を停めると、そこからすぐ「リゾ鳴尾浜」の建物があります。バブル期特有の壮大な建築物で、海側にはカラフルで大きなウォータースライダーもそのまま残されています。入口は固く閉ざされていますが、ガラス張りの建物なので内部はよく見えます。夜逃げでもしたかのようにがらんどうで、殺伐としてかなり寂しげな雰囲気。館内の植物だけは管理されているのか、緑色の葉を付けているのが不思議です。

鳴尾浜臨海公園

開放感たっぷり、最高の芝生広場。

リゾ鳴尾浜以外は、しかし思った以上に丁寧に管理されていて美しい公園を保っています。人工の川が流れてその周りには季節の花々が咲き誇るフラワーガーデン。また4,500㎡もある広い芝生広場は芝生が最高の状態に刈られていて、ゴルフの練習をしたくなるくらい(実際に1人いました)。また晴れ渡った夏空とのコントラストも美しく、写真としてはそれはそれは爽快なカットに仕上がります。
また海際の堤防は約300mにわたって「海づり広場」として有料で開放されています。こちらは家族連れを中心に賑わっていました。

鳴尾浜臨海公園

大阪湾の全てを、最前席で一望する。

それとなんといっても海辺の開放感。大阪湾の全てを最前席で一望するようなロケーションで、大阪のベイエリアから和歌山方面、淡路島方面、神戸のベイエリアから六甲の山並みをぐるりと見渡せます。梅雨の晴れ間の真夏日でしたが海からの風は心地よい日で、しばらく芝生広場に座って景色を眺めて楽しみました。ちなみにこの芝生広場ではヨガやマルシェなどのイベントも定期的に開催しているのだそう。訪ねる日によっては多くの人出で賑わっているのかもしれません。

鳴尾浜臨海公園

跡地利用が気になる、特別なロケーション。

ただこの日は海づり広場以外にはほとんど人がいません。全てのエリアを巡っても出会ったのは1人だけ。かつての賑わいはもう戻らないのか。時が止まったまま、夏になっても水のないプールが、景色とは対照的に寂寥の佇まいでした。
それにしてもリゾ鳴尾浜はこのまま廃墟として終わってしまうのか、今後はどうなるのでしょうか。西宮市と阪神電車が第三セクター方式で運営していたそうですが、せっかくの素晴らしいロケーションなのだから、今後の跡地利用を注目しておきたいと思います。

鳴尾浜臨海公園

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 鳴尾浜臨海公園
所在地 兵庫県西宮市鳴尾浜3-13
問い合わせ先 0798-48-9386 | 公園管理事務所
休業日 12月29日〜1月3日
料金 海づり施設使用料/大人¥300、こども¥150、見学(大人・こども)¥100
駐車場 有料駐車場
公式サイト http://www.naruohama-park.com/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/鳴尾浜臨海公園
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022819-d7898412-Reviews-Naruo_Bay_Seaside_Park-Nishinomiya_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
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