松屋町筋商店街
まつやまちすじしょうてんがい □大阪府大阪市





古き良き日本に触れる、思い出の街。
「まっちゃまち」という呼び方は、私の子供の頃にはテレビのCMでよく耳にした記憶があります。五月人形や雛人形など、季節になれば「人形のモリシゲ」や「増村人気店」のCMが流れてました。実際には行ったことはなかったので、小さい頃は「まっちゃまち」とは一体どんなところなんだろうと、桃源郷のごとく夢の場所のように思っていた記憶があります。

往時の街並みは、薄れつつ。
「まっちゃまち」は大阪市を南北に貫く大通りのひとつ、松屋町筋に沿って広がっています。通り沿いには人形、玩具、駄菓子などの問屋がずらりと並んで、、、いるのは昭和時代までの話。もちろん今でも老舗の問屋が何店舗もありますが、往時の街並みは薄れつつあります。近年は廃業する問屋も多く、次々とマンションに取って代わられているのが今の現状です。
それでもやはり特別な雰囲気のある街並みは健在で、アーケードを歩けば人形や花火、おもちゃの看板やワゴンが道にはみ出して売られています。

ついた別称は、「ごっちゃまち」。
松屋町の歴史は古く、江戸時代にはすでに駄菓子問屋が軒を連ねる町だったそうです。家庭にも季節の人形を飾る習慣が定着した明治時代以降は、日本有数の問屋街として大いに栄えました。扱う品が小さくて多岐にわたるため、ついた別称が「ごっちゃまち」。大阪らしい発想です。「松屋町に行けば何でも揃う」と重宝され、私も仕事で何度かお世話になったことがありました。ほとんどの店が卸売だけではなく、小売にも対応しています。
だから最近は外国人観光客にも人気。今回歩いた時にも、外国人の家族連れをよく見ました。日本のおもちゃやお菓子が一堂に集結しているとあって、確かに日本的な魅力に映るのかもしれません。

季節ごとに、街の表情が変わる。
往年の繁栄は薄れつつありますが、それでも独特の街並みが魅力の松屋町筋商店街。正月、ひな祭り、こどもの日、花火、夏祭り、秋祭り、クリスマス。季節が変わるごとに街の表情も変わるところが、脈々と続く「まっちゃまち」の魅力でもあります。
地下鉄の松屋町駅には、駅構内に雛人形や五月人形の実物のディスプレイも目を引きます。他では見られない独特の街、まっちやまち。どこか昔の日本に触れるようで、そぞろ歩きするだけでも楽しい街です。

photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 松屋町筋商店街 |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区松屋町~瓦屋町付近 |
問い合わせ先 | - | 松屋町商店街振興組合 |
休業日 | 店舗により異なる |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ー |
wikipedia | ー |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g14127623-d17580163-Reviews-Matchamachisuji_Shotengai-Chuo_Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202405 |
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