神戸港震災メモリアルパーク
こうべこうしんさいめもりあるぱーく □兵庫県神戸市





忘れがたい傷痕と、これからの時代への希望。
メリケンパークの片隅にある神戸港震災メモリアルパーク。1995年に神戸の街を襲った大地震で粉々に破壊された神戸港の岸壁を、そのまま保存してある施設です。破壊された状態が当時のまま残されていて、その破壊力と恐ろしさがよく分かる、震災の爪痕です。

公園の賑わいの隣にある「神戸港震災メモリアルパーク」は、震災で粉々に破壊された神戸港の岸壁を、そのまま保存してある施設。


「メリケンパーク」の東側護岸にある。


傾いた街灯もそのままにされている。
海と風に戯れる、メリケンパークの片隅に。
穏やかな海と風に戯れる、神戸らしい雰囲気に満ちたメリケンパーク。神戸ポートタワーが景色の主役を張り、「BE KOBE」のモニュメントがSNSを中心に注目を浴びています。芝生広場ではピクニック気分でのんびり過ごす人たち、海際のベンチで優雅なひとときを満喫する人たち。メリケンパークではいつも平和で豊かな時間が流れています。

海際の爽やかな公園で、「BE KOBE」のモニュメントがSNSを中心に注目を浴びる「メリケンパーク」。
生々しく、痛みを伴った光景。
その一角にある、神戸震災メモリアルパーク。ここにも港特有の明るい日差しが届いていますが、そこにあるのは生々しく、痛みを伴った光景です。
かつて神戸港の繁栄を支えてきた突堤の岸壁がバラバラに崩れて散乱し、波を被っています。錆びついた鉄柵が辺りのコンクリートを茶色に染め、また3本の街灯は斜めになり、別々の方向を向いています。頑丈そうに見えた岸壁は、こうもいとも簡単に粉々になるのかと驚いてしまいます。

メリケンパークの片隅には公園の華やぎとは真逆の生々しい光景が残されている。バラバラに崩れ落ちた岸壁。
思い出すことと、知らなかったこと。
全長は約60mほど、その場を取り囲むように歩道も設けられています。また脇にはモニュメントがあり、震災直後からその後の復興の様子が写真パネルで展示されています。それを見ていると、まさに自分が神戸で過ごした時期と重なっており、思い出すことと知らなかったことが交錯します。そして同時にこんなにして神戸の港は復活を遂げたのだということが実感できますし、皆で力を合わせれば途方もないことも実現できるというのだという証を見た気がしました。
のどかで平和な港の風景の片隅にあったのは、忘れがたい傷痕と、これからの時代への希望でした。

コンクリートの塊と化した岸壁が波を被り、係留用のバラードは錆びついている。3本の街灯は斜めになり別々の方向を向いている。


全長は約60mほどが保存展示されている。


近くには震災と復興の様子がパネルで展示されている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 神戸港震災メモリアルパーク |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区波止場町2 |
問い合わせ先 | 078-321-0085 | 神戸港”U”パークマネジメント共同事業体 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | ー |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/神戸港震災メモリアルパーク |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d4048388-Reviews-Port_of_Kobe_Earthquake_Memorial_Park-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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