いづも庵・玉ねぎつけ麺
いづもあん・たまねぎつけめん □兵庫県淡路市
淡路玉ねぎの、最も華のある料理。
淡路島の名産品といったら、まず思い出されるのは玉ねぎです。栽培に適した土壌と気候が揃うこの島では、大きくて甘みのある玉ねぎが収穫されます。パンパンに膨らんだ玉ねぎは瑞々しく、糖度も高いことが特徴。さまざまな料理に合う万能性から、料理人も好んで使う食材です。最近では淡路島のまちおこしとして色々なところでキャンペーンなども行なわれ、島を盛り上げる重要な個性になっています。
老若男女が集まる、津名の有名店。
そんな淡路島の玉ねぎを美味しくいただけることで人気なのが、東海岸の町・津名にあるうどん店「いづも庵」です。名物である「玉ねぎつけ麺」を楽しみに、老若男女が集まる有名店です。
この日も昼過ぎということもあり行列ができていて、30分以上並んでようやく入店できたほどでした。
名物メニュー、「玉ねぎつけ麺 華」。
いづも庵は創業100年を超える製麺所が営むうどん店です。店内で手打ちされる麺は評判で、また淡路牛や淡路玉ねぎ、生しらす、地元産の合鴨など、地元の食材にこだわって調理されたメニューが人気です。
中でもいづも庵の人気を決定付けているのが、「玉ねぎつけ麺 華」です。今までも多数のメディアに取り上げられていますし、そのインパクトある見た目から味まで、多くのファンを魅了している名物メニューです。観光客なら約8割の方が注文する定番になっています。
淡路玉ねぎ、丸ごと1個を天ぷらに。
玉ねぎつけ麺はうどんが入った皿と、大きなつけ出汁の皿に別れていて、つけ出汁の方に主役の玉ねぎがドカンと居座っています。まずはその見た目のお話をすると、淡路島玉ねぎ丸ごと1個を天ぷらにしてあるのですが、その上に大根おろしとネギ、そして黄色が鮮やかな淡路島特産のカレンデュラ(キンセンカ)の花びらがトッピングされています。玉ねぎにはうまい具合に切れ目を入れて揚げてあり、まるで花が開いたような形。そしてさすが淡路島玉ねぎという大きさです。つけ出汁に半身浴くらいに浸かっていて、ナイフとフォークで崩しながら食べてくださいとのこと。さっそくいただきます。
無我夢中になる、多層的な美味しさ。
それが予想を遥かに超えてくる、衝撃的な美味しさ。玉ねぎの外側の衣はカリカリ食感、次の層は玉ねぎの繊維を感じる食感、さらに中心部の方はトロトロ食感。ひとつの玉ねぎの中に色んな食感が詰まっています。低温で10分間じっくりと揚げているそうで、それぞれの層の旨味を引き出しているのだそうです。また濃いめのつけ出汁との相性も抜群で、玉ねぎの甘さが際立ちます。衣はやがて出汁を吸って一体となり、肉厚の玉ねぎと一緒に食べるとそれはそれは多層的な旨味の集合体。
さらに出汁がよく絡む細麺のうどん。これが旨味の集合体をたっぷり吸い上げて、モチモチした食感と小麦の香りが口の中を支配します。無我夢中になる美味しさに、あんなに大きかった玉ねぎも一瞬で食べてしまいました。
淡路島には、美味しいものがたくさんある。
玉ねぎつけ麺は約10年前ほどに生まれたメニューだそうですが、いづも庵では他にも魅力的なメニューがたくさんあります。その中でも淡路石焼き牛丼、鴨酔定食は玉ねぎつけ麺に注ぐ人気メニュー。価格も良心的なので、こんな店が近くにあれば、ほんとに毎日通いたくなります。淡路島には、美味しいものがたくさんあることに気づき始めた瞬間でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | いづも庵・玉ねぎつけ麺 |
---|---|
所在地 | 兵庫県淡路市志筑3522-1 |
問い合わせ先 | 0799-62-6002 | いづも庵 |
休業日 | 毎週木曜日(祝祭日は営業・翌日休) |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.izumoan.info/ |
wikipedia | - |
食べログ | https://tabelog.com/hyogo/A2806/A280601/28005282/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1022838-d7529885-Reviews-Izumoan-Awaji_Awaji_shima_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202307 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。