大阪科学技術館
おおさかかがくぎじゅつかん □大阪府大阪市
古くて新しい、唯一無二のパラダイス。
大阪市内ではかなり大きく緑豊かな公園として人気の靱公園。都心に約800m続く緑の回廊には、平日も休日も多くの人々が憩います。豊かな緑に包まれ、都会の喧騒を忘れてしまう稀有な公園。その靱公園の東端、四つ橋筋に面した場所で隣接している大阪科学技術館。ほんとに頻繁に横を通っていて以前から気になっていたのですが、ちょっとした仕事の合間の時間を見つけて訪ねてみました。
1963年に竣工した、大阪科学技術センタービル。
あまりにも近くにありすぎてよく見ていなかったのですが、いざ入ろうとすると大阪科学技術館はかなり古いビルの1階と2階に入っていることに気付きました。1963年に竣工した大阪科学技術センタービルという建物で、この時点で築60年。巨大な柱や低い天井といった、まさに昭和を感じるビルですが、そこで様々な企業の最先端の技術が展示されているのはなんだかシュールな感じがします。古いんだけど新しい物事を展示する科学館。入館は無料で、誰でも気軽に展示を楽しむことができます。
30のブースには、新しく生み出される技術の展示。
ビルと同じく1963年に開館した大阪科学技術館は、色々な企業や団体が時代に合わせた最先端技術をプレゼンする場として、長年に渡り親しまれてきました。科学技術をテーマにしていますから、エネルギー、建築技術、生物科学、環境技術、宇宙開発、資源開発など、あらゆる分野の仕組みや学びが、体験しながら楽しめる施設になっています。今では約30ほどの日本を代表する企業などが、それぞれのブースで趣向を凝らした展示を行なっています。2年に一度のペースで内容も更新されているそうで、まさに常に新しく生み出される技術を目の当たりにできる施設なのです。
体験型の展示がメインで、楽しく学べる。
展示ブースのほとんどに、体験型の展示が置かれています。なのでどのブースも新しい発見と学びが実感できますし、実はどれも想像以上に面白いのです。写真ではその魅力の半分も伝わらないのですが、どれも動きがあって楽しいのです。最近ではIT技術を使った展示も多く、ビジネスの面で、また趣味や勉強の面でも、色々考えるきっかけになると思います。
その中でも最も印象に残ったのは、2階の科学技術振興機構ブース。好適環境水と呼ばれる特別な水に満たされた水槽の中、淡水魚と海水魚が一緒に泳いでいる不思議な光景を見ることが出来るのです。周りがすごく理系な展示ばかりの中、生き物が見られて新鮮だったことも大きいですが。
やっぱり気になる、新古混在の趣き。
平日だからか、館内は閑散としています。他にいるのは学生服を着た中学生がチラホラ。展示物が面白いので、もっと人気があってもいいと思いますが、休日は家族連れで賑わったりするのでしょうか。
しかし繰り返しになりますが、極めて古い昔ながらのオフィスビルに最新技術の展示がされているアンバランスさが、いい意味でとても気になります。展示内容は未来を感じるものなのに、展示環境がまるで昭和なのでかなり変な雰囲気なのです。どちらかというと古めかしい、地方の片隅に残されたパラダイスのような。ひょっとしたら大阪科学技術館の最大の魅力なのかもしれないなと、ちょっと思ってしまいました。だってそれが、他では見ることの出来ない特殊な雰囲気なのですから。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大阪科学技術館 |
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所在地 | 大阪府大阪市西区靱本町1丁目8-4 |
問い合わせ先 | 06-6441-0915 | 大阪科学技術館 |
休業日 | 第1・第3水曜日(祝日の場合は翌木曜日) |
料金 | 無料 |
駐車場 | - |
公式サイト | http://www.ostec.or.jp/pop/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/大阪科学技術館 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d321322-Reviews-Osaka_Science_and_Technology_Museum-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202303 |
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