甲子園素盞嗚神社
こうしえんすさのおじんじゃ □兵庫県西宮市
歓声が降り注ぐ、甲子園に寄り添う神社。
球音が聞こえてくるほど甲子園球場に近い、甲子園素盞嗚神社。近いというか壁一枚で敷地が隣同士です。甲子園球場の外周を一塁側からライトスタンド方向へ進むと右側に阪神タイガースの室内練習場があるのですが、その並びが素盞嗚神社の白壁になっているくらい、真横にあります。その壁の上に「甲子園素盞嗚神社」と看板が出ていますので、非常に見つけやすいです。この日は高校野球、夏の甲子園が開催されていました。ちょうど境内の石鳥居をくぐる瞬間、球場から大歓声が聞こえてきました。どうやら試合に動きがあったようです。
野球に縁のある、碑が並ぶ境内。
境内はかなり小さいものです。手水舎があり、ちょっとした広場を挟んですぐ、向かって左側に拝殿があり、右側には複数の赤鳥居の奥に種吉稲荷神社、さらに右に元戎社といった摂社が並んでいます。拝殿と種吉稲荷神社の間には、石碑とそれを囲むように絵馬が奉納されていて、その奥には阪神タイガースのロゴが大きく掲げられています。実はここには毎年の干支にちなんだイラストが登場するんですが、12年に一度、寅年の時にはタイガースのロゴになるそうです。たまたまラッキーなタイミングでした。その手前の石碑ですが「野球塚」と彫られたホームベースを模した五角形のもの。元監督の岡田彰布氏の揮毫だそうです。また手水舎の横にはボールを模した球体の石碑もあり、こちらには「夢」。星野仙一元監督の揮毫によるものです。
祭神はスサノオノミコト、必勝祈願の神社。
このような感じなので、甲子園素盞嗚神社は当然ながら阪神タイガースや高校野球の選手、ファンにとって必勝祈願の神社。祭神である「スサノオノミコト」はヤマタノオロチを退治した、荒々しくも正義感に溢れた勇猛な神様。まさに勝負の神様であって、そんな神様が甲子園のすぐ横にいらっしゃれば心強いことです。甲子園球場ができるずっと前から素盞嗚神社はこの場所にありましたが、さまざまな経緯が相まって今では甲子園と密接に結びついた神社になっています。お守りもボール型やホームベース型のユニークなものが人気のようで、まとめてチーム全員分を買っていく方もいるんだとか。
数ある勝負ドラマも、全て見てきた神様。
歴史的には創建300年ほどで、神社としては比較的新しい部類に入るかもしれません。かつてこの場所は川の三角州で、鉄砲水や洪水にも負けない強い神様ということでスサノオノミコトが祀られたのだそう。太平洋戦争や阪神大震災の苦難を乗り越えてなお、今も勝利を信ずる者にご利益をくださいます。拝殿でお詣りをする時に、勝った高校の校歌が流れてきました。延長に突入した熱戦が、先ほどの大歓声の時にサヨナラで終了したようです。境内からスタンドを見上げながら、このようにひと試合ずつ起こるドラマも、甲子園素盞嗚神社が描き出しているような気がしました。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 甲子園素盞嗚神社 |
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所在地 | 兵庫県西宮市甲子園町2-40 |
問い合わせ先 | 0798-41-4556 | 甲子園素盞嗚神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6302027.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/素盞嗚神社_(西宮市) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022819-d13150159-Reviews-Susanoo_Shrine-Nishinomiya_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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