弓弦羽神社

ゆずるはじんじゃ　□兵庫県神戸市

あの選手だけじゃない、由緒ある古社。

ちょうど冬のオリンピックが開催されている頃でした。澄んだ冬の空と、カラッとした冬の太陽が境内をクリアに照らしていました。以前からオリンピックがある度に訪れたい気になっていましたが、ようやく参拝に行きました。とても近くに住んでいるのですけども。
弓弦羽神社は、神社の名前が似ているということからフィギュアスケートの羽生結弦選手ファンのあいだでは聖地とも言われる神社です。羽生選手の活躍を祈る絵馬が、数えきれないくらい掛かっています。そう、ちょうどオリンピックの時期でしたし。基本的には直接の縁はないようで、あくまでファンの方々の間で盛り上がっているようです。しかし本人も何度か参拝しニュースにもなっていますから、知名度もじわじわと上がってきている神社です。

街の中というのを、忘れてしまう静けさ。

弓弦羽神社の歴史は古く、849年にはこの地に社殿などが造営されたそうです。熊野神社の系統を汲むことから、神社のシンボルとして八咫烏が使われています。住宅地の真ん中にあるんですが、境内はとても広いです。そして太古から神の森と崇められてきた鎮守の森が広がっています。境内には樹齢450年を数える楠もいり、長い歴史が染み込んだ雰囲気に満ちています。そして街の中というのを忘れてしまう静けさです。社殿は美しく保たれていて、拝殿の奥に見える本殿はかなり立派。やや傾いた日の光を金の装飾に浴びて輝いています。

木々の隙間から見た、まだ新しい月。

また弓弦羽神社はサッカーの神様としても知られています。サッカー日本代表の記章である八咫烏つながりもありますが、古くは名門御影師範学校、今ではヴィッセル神戸やINAC神戸レオネッサなどサッカーに縁のある神戸ならではの信奉がここにはあります。拝殿横にはサッカーボールの彫像があり、その臨場感があります。
境内の梅の木にはほんの少しだけ花が咲いていました、2月の昼下がり。徐々に近づいてくる春をかすかに感じながら、落ち着いた境内で時間を過ごしました。鳥居前の参道には桜並木があります。先に咲いた梅の花を見て、そろそろ支度を始めそうです。見上げれば木々の隙間から、夕方前のまだ新しい月がのぞいていました。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	弓弦羽神社
所在地	兵庫県神戸市東灘区御影郡家2丁目9-27
問い合わせ先	078-851-2800 ｜弓弦羽神社
休業日	-
料金	-
駐車場	-
公式サイト	https://yuzuruha-jinja.jp/
wikipedia	https://ja.wikipedia.org/wiki/弓弦羽神社
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d1847842-Reviews-Yuzuruha_Shrine-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT	202202