満寿形屋・鯖寿司
ますがたや・さばずし □京都府京都市
歴史とこだわりが生んだ、生粋の鯖寿司。
その昔、北陸から京都へ鯖を運んだ道として歴史的にも有名な鯖街道。この道の終着点にあたるのが、今の出町柳付近。賀茂川の畔には「鯖街道口」と刻まれた石があり、その歴史を想像させてくれます。
その石碑から西へ少し歩いた出町桝形商店街。古くから続くこの界隈で、創業100余年を数える老舗が満寿形屋。名物はこの場所の歴史を示すような、鯖寿司です。鯖寿司は昔から京都ではお祭りやめでたい時に作られた、ハレの料理。若狭で獲れた鯖に保存のために塩を振り、2、3日で京都まで運ばれた時にはちょうどいい頃合いに熟成され、美味しい鯖になっていたそうです。それをお寿司にしたという、贅沢。
満寿形屋は創業100年を超える老舗で、京都名物の鯖寿司が有名な店。行列ができることも多い。
出町柳駅から鴨川を西へ渡った「出町桝形商店街」にある。
レトロな雰囲気がある店内。
満寿形屋だから実現した、特別な逸品。
満寿形屋は出町桝形商店街の他のお店と同じような、昔ながらの店構えで営業さています。店内もこぢんまりとして昭和な雰囲気漂う、いかにも町の食堂といった感じ。
満寿形屋の鯖寿司は、通常は持ち帰り用として販売されており、1本数千円する高級品です。それが2切れいただける、鯖寿司とうどんのセットをいただきました。この鯖寿司、絶品です。分厚い鯖は適度に塩が効いていて、味に深みのある鯖本来の旨味をグッと引き立てています。優しくまろやかな酢飯との相性も抜群で、間に挟まれた山椒が絶妙なアクセントとなって口の中に香りが広がります。今まで食べたことのある鯖寿司とは、明らかに違うもの。代々の店主のこだわりが伝わる一品です。
鯖寿司とうどんのセット。鯖寿司は分厚い鯖に適度な酸味と塩が効いていて、深みのある鯖本来の旨味をグッと引き立てている。
昔ながらの日本の食堂といった雰囲気。
鯖寿司は一本で買うと6,000円もする高級品。
その日、仕込んだものが終了すれば閉店。
またセットのうどんもまた見逃せない美味しさで、角の取れた柔らかいダシと、ふんわりとした麺がいかにも京都らしい一杯。ダシを含め、お店の料理には敷地内で湧く地下水を使っているそうです。
鯖も、うどんも出汁も、その日仕込んだものが終了すれば閉店するそうで、早めに訪ねることをおすすめしますが、京都の名物の一つである鯖寿司を最も満喫できるお店だと思います。
満寿形屋ではふんわりとした麺がいかにも京都らしいうどんも人気。ダシを含め、お店の料理には敷地内で湧く地下水を使っているという。
角の取れた柔らかいダシも秀逸。
まさに「鯖街道」の終着点近くにある。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 満寿形屋・鯖寿司 |
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所在地 | 京都府京都市上京区桝形通出町西入二神町177 |
問い合わせ先 | 075-231-4209 | 満寿形屋 |
休業日 | 水曜日 |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26002790/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298564-d5895485-Reviews-Masugataya-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201905 |
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