ヨコイ・あんかけスパ

あんかけスパの元祖、名物は「ミラカン」。

あんかけスパとは、1960年代に名古屋で食べられるようになった、いわゆる名古屋めし。太めのスパゲティに、トマトをベースにとろっとした独特のソース（これが餡かけの由来ですね）、それから赤ウィンナー、玉ねぎといった具が特徴のご当地グルメです。
そのあんかけスパの元祖とされているのが、栄の繁華街にある人気店、スパゲティハウス ヨコイです。店内はカジュアルな感じで、1人でもふらっと立ち寄れるようなイメージ。

1960年代から食べられるようになったという名古屋メシ「あんかけスパ」。その元祖と言われる店が「ヨコイ」。

20種類以上あるという、あんかけスパのメニュー。

さて、20種類以上あるというヨコイのあんかけスパのメニューですが、基本で定番なのが「ミラカン」というメニュー。ウィンナーやベーコンなど肉系の「ミラネーズ」と、野菜がメインの「カントリー」というメニューを合わせたのが「ミラカン」とのこと。要は例えばピザのハーフアンドハーフ的な、両方とも楽しめるメニューなのです。
具は赤ウィンナー、ベーコン、ハムに野菜は玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム。スパゲティの量に比べてもたっぷりの具です。そしてスパゲティはもっちりとした食感の太麺。そこにヨコイ特製の餡かけソースがたっぷりかかっています。ソースは結構サラッとした感じで、トマトの酸味とピリっとしたコクがあるオリジナルのソースです。スパゲティと絡んだ時の風味が抜群。具にも相性がよく、どんどん食べ進めてしまいます。

20種類以上あるヨコイのあんかけスパのメニューで、基本で定番なのが「ミラカン」。

ここにもまた、奥深き名古屋めしの一端。

ヨコイでは他にもエビフライが乗った「海老ネーズ」も人気のメニュー。目玉焼きや各種のフライなど、トッピングの種類も充実しています。学生の時に出会っていたら、毎日食べていたんじゃないか、そんな風に思ってしまいます。
食べ始めたらその世界にグイっと引き込まれ、奥深き名古屋めしの一端にまたもや魅了されてしまった感。これはまた名古屋遠征の際には、気軽にリピートしたくなる美味しさでした。

photo_by_Kzaral_CC_BY-SA_2.0_from_flickr.com

ヨコイは名古屋随一の繁華街、栄の街角に店を構えている。

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