ベニ屋・鳥取カレー
べにや・とっとりかれー □鳥取県鳥取市
鳥取カレーのルーツは、街角の喫茶店にあり。
駅前アーケードの並びに、こぢんまりと店を構える喫茶店・ベニ屋。外観にも店内にも、昭和の香りがする素敵な雰囲気。1948年創業の老舗で、元々は化粧品店の片隅でやっていた喫茶コーナーがその始まりだったそうです。この昔ながらの喫茶店で、看板メニューとして親しまれているのがベニ屋のカレーです。
最近になってよく耳にするようになったご当地グルメ、鳥取カレー。鳥取県東部を中心に今や数十軒が参加する勢いで、その中でも不動の人気を集めているのがこの街角の小さな喫茶店なのです。
外観にも店内にも昭和の香りがする素敵な雰囲気。ベニ屋は1948年創業の老舗喫茶店。
群雄割拠の中、個性が光る一皿。
そもそもは鳥取県がカレールーの消費量全国トップクラスということから、カレー好きの県民を唸らす店が増えてきたのが発端。どの店もオリジナリティを追求した結果、それぞれに違った特色がある千差万別B級グルメ、決まったレシピはありません。地元の特産品を用いたり、はたまた豪華食材を惜しげもなく使ったり。様々な店が個性豊かなカレーを提供する、それが鳥取カレーなのです。
そんな群雄割拠の中、ベニ屋のカレーも個性が光る一皿です。やや深めの楕円形の皿にもられたカレー、まず色が特徴的。本場インドのカレーとは正反対のような、黒っぽく深い色をしています。よく煮込まれたビーフシチューのような色。そして一口いただいただけで、ベニ屋のカレーに個性的な美味しさがあることが確かに分かります。
鳥取カレーに決まったレシピはない。ベニ屋のカレーは、よく煮込まれたビーフシチューのような深い色をしている。
とても深いコク、そこにはダシのような旨味。
最初は甘味。一瞬、ハヤシライスかと思ってしまいそうな感じですが、すぐに辛味も顔を出してきます。と同時に香ばしさと、とても深いコク。そこにはダシのような旨味があり、聞けば豚骨ベースのダシを使用しているのだとか。しかもルーは10日間も寝かすといいます。なるほど、納得。だからこそ生まれるこの味。全体的にはすごく丸みのある、だけどしっかりとしたコクと辛さもある、とても奥が深いカレーです。
メニューはシンプルなビーフカレーとチキンカツカレー、カツカレー。カツはどちらもこのカレーに実によく合うように計算されているようです。サクサク感があって厚さもほとほどで、主役であるカレーを存分に引き立たたせてくれます。
メニューはシンプルなビーフカレーとチキンカツカレー、カツカレー。
もう一つの名物、それはかき氷。
それからベニ屋にはもう一つの名物があります。それはかき氷。特製のココアシロップとミルクがかかったインドミルク氷が1番人気。もう何十年も続く定番メニューだそうです。他にもワイン氷なるものもあり、食後のデザートとして大人気です。
どこか懐かしく、とても入りやすい雰囲気で、客層もさまざま。週末だったので観光客も多くいましたが、井戸端会議に花が咲く主婦同士、難しそうな顔で将棋本を睨むご老人や新聞片手にカレーを頬張るサラリーマンまで、ベニ屋には色々な人間模様も展開されていました。
もう一つの名物は「かき氷」。特製のココアシロップとミルクがかかった「インドミルク氷」が1番人気なのだとか。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | ベニ屋・鳥取カレー |
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所在地 | 鳥取県鳥取市末広温泉町151 |
問い合わせ先 | 0857-22-2874 | ベニ屋 |
休業日 | 水曜日 |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | http://tabelog.com/tottori/A3101/A310101/31000257/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298138-d1692581-Reviews-Beniya-Tottori_Tottori_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 201407 |
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