八島ヶ原湿原
やしまがはらしつげん □長野県諏訪郡下諏訪町
自然と年月が作り出す、高層湿原という希有な世界。
霧ヶ峰にある3つの湿原のうち、最大のものが八島ヶ原湿原。見た目には普通の湿原(といっても十分見ごたえのある景観!)ですが、高層湿原という珍しい湿原で、国の天然記念物に指定されている貴重な自然なのです。
ここは標高1630m。年間を通して低い温度のため、水生植物などが腐らずに閉じ込められ、泥炭となって積み重なっていきます。一年に数mmというのが12000年も繰り返され、八島ヶ原では約8mの泥炭層になっているのだそう。もう当初の水面を超えて、皿をひっくり返したように中央部が盛り上がっているのです。美しい景観のうえに、なんだかすごく時間的に壮大。約43haの広大な湿原には、目には見えない自然の大きな息吹が湛えられているのです。
豊かな植生が広がるがそれ以上に八島ヶ原湿原が貴重なのは、12,000年かけて積み重なった約8mの泥炭層があること。
国の天然記念物に指定されている。
ウッドデッキの周遊路がある。
爽やかな風と戯れる、ミニトレッキング。
そんな八島ヶ原湿原は上から見るときれいなハート形をしています。その周囲に木道が設けられ散策できるようになっていて、一周すると1時間少し。霧ヶ峰高原の爽やかな風と戯れるミニトレッキングが楽しめます。
冬場は一面の銀世界に覆われますが、高原に暖かい風が吹く5月、八島ヶ原にも遅い春が訪れます。湿原はまだ緑がチラホラといった感じですが、足元を見ると蕨などの山菜が芽吹き、明らかな春のしるしが随所に見られます。もう半袖でも大丈夫。聞いたことのない野鳥のさえずりが、遠くからやってきた僕を温かく迎えてくれます。
車山や白樺湖など、霧ヶ峰高原周辺の観光名所へも近い。
年中低温のため、植物が腐らず泥炭になるのだそう。
一部に水が張り「八島ヶ池」と呼ばれる。
350種以上の植物が見られるという、草花の宝箱。
夏になると、ニッコウキスゲやレンゲツツジといった花の主役たちがやってきます。ここでは350種以上の植物が見られるといい、まさに草花の宝箱。太陽の位置が変わるにつれて、季節の花々が主役をバトンタッチしながら咲いてゆきます。次の冬が来るまでの短い一年。車山のふもとで、美しいショーが繰り広げられます。
真上から見ると綺麗なハート型をしているという、約43haの広大な湿原。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 八島ヶ原湿原 |
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所在地 | 長野県諏訪郡下諏訪町東俣 |
問い合わせ先 | 0266-52-7000 | 八島ビジターセンター |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://shimosuwaonsen.jp/yashima/marsh/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/八島ヶ原湿原 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120578-d3366741-Reviews-Yashimagahara_Marsh-Shimosuwa_machi_Suwa_gun_Nagano_Prefecture_Chubu.html |
LAST VISIT | 201405 |
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