美ヶ原高原美術館
うつくしがはらこうげんびじゅつかん □長野県上田市
天空の高原に設えられた、開放的なアート空間。
ビーナスラインの終着点、標高2,000mの天空の高原。美ヶ原の開放的な草原に、約350点の現代彫刻の野外展示をもつ美術館です。1981年の開館以来、もう40年以上になりますが、美ヶ原のシンボル的な存在として人気を博してきました。
約40,000坪もの敷地には、前衛的な彫刻作品がたくさん並びます。セザール自身のそれを模したという高さ3mもある「親指」。高さ14m、総重量はなんと36トンもあるという壮大な作品、アレクサンダー・リーバーマン「イリアッド・ジャパン」。手に触れそうなところに雲が流れる、そんな天上世界にアート作品が林立する様子はある種独特の景観で、爽やかな高原の風と戯れながらの美術鑑賞が楽しめます。
1981年に開館した、美ヶ原の開放的な草原に約350点の現代彫刻の野外展示がある美術館。
大きな駐車場は美ヶ原観光の拠点にもなっている。
丘陵地全体が展示ゾーン。
信州の雄大な景色を創出する、山々の眺め。
さらに素晴らしいのは、信州の雄大な景色を創出する山々の眺め。ここは標高2,000m、絶好の展望台。展示エリアの一番奥にある、ヨーロッパの城を再現したような建物「ビーナスの城」の屋上がベストスポット。ここからの展望は、このあたりでは一番美しいパノラマのような気がします。
ビーナスの城から眺めるのは、正真正銘の360度大パノラマ。まるでこの壮大な景色の持ち主になった気分。北・中央・南アルプス、立山連峰、八ヶ岳連峰、さらに富士山まで。日本の山岳図鑑でも読んでいるような、名だたる名峰が一望のもとに眺められるのです。
標高は約2,000mあり、絶好の展望台でもある。信州の雄大な山々を眺められる。
アート作品がたくさん並ぶ。
後藤良二氏による「ダイアモンド構造」。
日本一標高の高い、道の駅でもある。
そして眼下に広がる平野部ののどかな町並み。すぐそこには高原美術館のアート群、その全体像もつぶさに見てとれます。まさに特等席。訪れた時はまだ季節が早かったものの、初夏からは敷地内に高山植物が可憐な花を咲かせます。
また美ヶ原高原美術館は、日本一標高の高い道の駅でもあります。土産物屋やレストランも充実していて、ドライブ途中に立ち寄る観光客でいつも賑わいます。作品群をしっかり鑑賞すると全部で約2時間はかかりますが、少しでも時間に余裕があるなら、ぜひ何度も足を運びたい美術館でした。
冬はビーナスラインが通行止めとなるため、美ヶ原高原美術館も休館となる。
5月だが、作品の周りにはまだ残雪があった。
夕方、素晴らしい雲海も見られる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 美ヶ原高原美術館 |
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所在地 | 長野県上田市武石上本入 |
問い合わせ先 | 0268-86-2331 | 美ヶ原高原美術館 |
休業日 | 営業 : 4月下旬~11月中旬 9:00~17:00_x000D_ 休業 : 期間中は無休 |
料金 | 大人1000円 高・大学生800円 小中学生700円 小学生未満0円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.utsukushi-oam.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/美ヶ原高原美術館 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021326-d320697-Reviews-Utsukushi_ga_Hara_Open_Air_Museum-Ueda_Nagano_Prefecture_Chubu.html |
LAST VISIT | 201405 |
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