白樺高原夕陽の丘
しらかばこうげんゆうひのおか □長野県北佐久郡立科町
アルプスに沈む夕陽を眺められる、絶景ポイント。
ビーナスラインを蓼科から女神湖方面へ向かう途中、谷へ乗り出すようなカーブ沿いに、白樺高原夕陽の丘があります。文字通り、美しい山々の景色に輝く夕日を眺められる絶景ポイント。標高1600mほどあり、澄んだ空気を通してクリアな夕焼けが見られることで人気を集めています。
この場所で落陽を眺めるために、時間を計算して女神湖を出発しましたが、夕陽の丘に先客はいません。いたと言えば一匹のキツネ。野生のキツネを見たのはこれが初めてでした。思った以上に小さくて、キョトンとした目でこちらを眺めていました。
ビーナスラインを走っていると、谷へ乗り出すようなカーブ沿いに白樺高原夕陽の丘がある。
重なりあうグレーの濃淡が、美しい光景。
数台しかない駐車スペースに車を停め、誰もいない展望台の真ん中最前列に。18時半くらい。半袖ではかなり寒いのですが、この贅沢なアリーナ席で今ちょうど始まった夕暮れのショーを眺めました。
ここから見えるのは、白樺湖から車山、そして遠くに北アルプスを望む眺望。もうすべての山々が、オレンジ色に燃える太陽を背負ってシルエットとなっています。そのシルエットは距離によって少しずつ濃度が変わり、重なりあうグレーの濃淡が美しい光景。実に立体感のある地平線です。
重なりあうグレーの濃淡が美しい光景。実に立体感のある地平線。
空に溶けてゆく、夕日の残り火。
やがて稜線に夕日が近づいていきます。シルエットはだんだんと濃くなっていき、太陽もだんだんと赤い輝きを増していきます。かなり寒くなってきたので、あの暖かそうな太陽に手を触れてみたくなります。一番遠くに見えている山脈のあたり、火の玉のようになった太陽が景色の向こうに姿を隠していきます。こんなにゆっくりと夕日を眺めるのは久しぶりです。
そして太陽は完全に沈みました。空に溶けてゆく夕日の残り火。風景は騙されたように急に暗くなります。ゆっくりと夕暮れを侵食する夜空――。実はこの場所は夜空の鑑賞スポットとしても密かに人気らしいのですが、今日はここまで。夕陽の丘というだけあって、格別の夕日を見られる場所でした。
そして太陽は完全に沈み、空に溶けてゆく夕日の残り火。
まさに沈む瞬間、太陽は一番明るく輝いていた。
思い出したかのように、最後に青い空が戻ってくる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 白樺高原夕陽の丘 |
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所在地 | 長野県北佐久郡立科町大字芦田八ヶ野 |
問い合わせ先 | 0267-55-6201 | 白樺高原総合観光センター |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://shirakaba-kogen.jp/yuuhi-hill/ |
wikipedia | - |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1165981-d12615486-Reviews-Sunset_Hill-Tateshina_machi_Kitasaku_gun_Nagano_Prefecture_Koshinetsu_Chubu.html |
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