渋峠
しぶとうげ □長野県下高井郡山ノ内町





国道最高地点、2172mの別世界。
国道292号線上の、長野と群馬の県境にあるのが渋峠。日本国内のすべての国道の中で、もっとも標高の高い地点として知られています。そこは標高2172m。西日本の最高峰が石鎚山の1982mということを考えると、その高さがよく分かります。こんなところを国道が走ってて気軽にドライブできるのは、よく考えればありがたいことです。
その高い標高のために、秋は9月、春は5月まで路面の心配があるといいますから、訪ねる期間も限られてきます。渋峠を訪ねたのは8月。平野部ではうだるような暑さでしたが、標高2000m越えともなるとさすがに真夏でも気持ちよく、夕方には上着がないと寒いくらい。長野県側から車で向かいましたが、道中に広がる景色がとても素晴らしく、そんな車窓を楽しんでいたらアッという間に到着しました。

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渋峠を通る国道区間は「志賀草津道路」と呼ばれ、高原を爽快に走るドライブルートとして人気がある。
かなり広く開けた広場になっている、峠付近。
峠付近はかなり整備されています。何十台も停められそうな駐車場が設けられていて、かなり広く開けた広場になっています。森に囲まれて山をひとつ越えたという実感が湧く、いわゆる峠というイメージとはちょっと遠い感じ。それは標高ゆえに森が育たないのもあるでしょうし、ここまで観光地化してしまったこともあるかもしれません。渋峠に着くとただただ広い空間があるもんだから、どこが峠だったのか、いまいち記憶に残っていません。

国道が走る地点としては日本国内で最も標高の高い地点、渋峠は標高2,172m。「日本国道最高地点」を示すモニュメント。
スーッと吹き抜けてゆく、クリアな風。
ただやはり景色は素晴らしいのひとこと。すぐ近くに渋峠より高い横手山があるほかは、ほぼパノラマで見下ろす展望です。方向によっては植生が少ないから、見下ろす山々もその本来のシルエットがよく分かります。スーッと吹き抜けてゆくクリアな風も心地よく、蒸し暑さ全開の下界とはまったくの別世界。近くには渋峠ロッヂ、渋峠ホテルというふたつの建物があり、冷たい飲み物でも飲みながら、清々しい真夏の峠を楽しむのもおすすめです。

渋峠は清々しい真夏がベストシーズン。爽やかな緑と空が素晴らしい絶景の眺め。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 渋峠 |
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所在地 | 長野県下高井郡山ノ内町 |
問い合わせ先 | 0269-34-2404 | 志賀高原観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/渋峠 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1123095-d12369380-r519493684-Japan_s_Highest_National_Highway_Point-Nakanojo_machi_Agatsuma_gun_Gunma_Prefe.html |
LAST VISIT | 200708 |
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