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元町高架下 元町高架下

元町高架下

もとまちこうかした □兵庫県神戸市
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神戸で最もディープなストリート、「モトコー」。

元町高架下

地元では「モトコー」として長年にわたって親しまれている元町高架下。JRの元町駅から神戸駅まで、東海道線の高架の下を約1.8kmの長さで伸びる商店街です。地元では元町駅から逆方向に伸びる三宮高架下とまとめて、「高架下」と呼ばれることも。今回はモトコーに限定しての紹介です。
高架下を南北に横切る通りによって区画が分けられ、元町高架下には東から1~7番街のゾーンがあります。数の若いゾーンには若者向けの服やアクセサリーや靴を売るお店、あるいはカフェなどが多いですが、面白いのは西へ歩いて3番街からの雰囲気です。このあたりまでくると、戦後の闇市がルーツとも言われるモトコーの本領発揮。神戸でもっともディープな通りかもしれません。激安品や怪しげな商品もあれば、高級ブランド品や高級腕時計、不動産から中古車までごちゃごちゃと色んなものが売っているのです。

怪しい品々が並び、一種奇妙な雰囲気も。

元町高架下

特に4番街あたりになると、それまでの活気があって賑わった通りはさらに一変して、薄暗く湿っぽい場末の商店街に。神戸駅近くになるとほとんどの店舗が閉まって、シャッター通りになってしまいます。かろうじて営業している店がありますが、うず高く積まれた中古家電(それも80年代のラジカセや使い方も分からない無線機とか)、どこから仕入れるのかと不思議になるような怪しい品々が並び、一種奇妙な雰囲気に包まれています。

雑然と混沌の中に、あらゆるものが時を止めて存在する。

元町高架下

好きな人は好きだと思います。壊れたら直さない、時間や時代には無頓着。このあたりは実直すぎるくらい、昔からのスタイルを変えない店が集います。何にもすがらない、我が道を行く店。仮に景気がよくなって再びバブルのような時代が訪れたとしても、この雰囲気は変わりそうにもありません。
ここは知っていながら風化していくようなうらぶれた通り。変わることなく終わりを待つものたち。いつの時代のものか分からない色褪せたポスター、文字が剥がれ落ちた看板、埃だらけの陳列棚。雑然と混沌の中に、あらゆるものが時を止めて存在しています。

どこか愛着の湧くところが、あちこちにある。

元町高架下

ところが実はモトコーにあるものは、写真に撮ると絵になるものばかりです。なんとなく黴臭く埃っぽいのですが、かつて交じり合った人情とか、ここで築かれた人間関係とか、そんなものの余熱で、薄暗い通りはどこか人の温かみがあるから。東側では喧騒で聞こえなかった、頭上を走る電車の音も振動とともに伝わってきます。暗く長いトンネルみたいな場所ですが、どこか愛着の湧くところがあるというか、なんとも味のあるスポットです。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 元町高架下
所在地 兵庫県神戸市中央区元町高架通
問い合わせ先 078-341-3185 | 元町高架通商店街振興組合
休業日 店舗により異なる
料金 -
駐車場 周辺有料駐車場
公式サイト -
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/元町高架通商店街
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d8744017-Reviews-Motomachi_Koka_Dori_Shopping_Street-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202004                         

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