機具岩
はたごいわ □石川県羽咋郡志賀町
圧巻の夕景に浮かび上がる、機具伝説の岩。
断崖絶壁に奇岩奇礁が続く能登金剛、そのハイライトのひとつが機具岩。巌門から少し北の国道249号線沿いに姿を現します。海沿いのトンネルを抜けると突然。驚きのままに付近の駐車場に車を停め、すぐそこに手が届きそうなくらい近くにある奇岩をまじまじと眺めます。
機具岩は海から突き出た大小ふたつの大岩。有名な伊勢二見ヶ浦の夫婦岩のように、それぞれは大注連縄で結ばれています。海に向かって左にあるのが16mの女岩、右にあるのが12mの男岩。能登二見とも呼ばれますが、伊勢の夫婦岩と比べても規模が大きく迫力があります。
能登金剛のうち「巌門」から北へ車で10分ほどのところにある機具岩。二見夫婦岩のように大小の岩が注連縄で結ばれている。
神々しいほどのシルエットが、とても印象的。
女岩の頂には小かさな赤い祠が建てられています。これは機具岩にまつわる伝説に因むもの。遥か昔、織物の神様が突然山賊に出くわし、背負っていた織り機をとっさに海へ投げ込んだら織り機が岩になったという伝説で、それが名前の由来にもなっています。
日本海の厳しい風と波に削り出された岩は触ると怪我をしそうなくらいに鋭敏に尖り、ふたつ並んだその姿は強烈な存在感で穏やかな海に鎮座しています。波の上を架かる大注連縄は、この辺りの海の守り神のように悠然と佇み、厳しい冬場を耐えしのいだ春、いよいよその存在を誇示するかのように海を従えています。傾きかけた太陽に照らされた水面を背景に、機具岩の神々しいほどのシルエットがとても印象的でした。
大きい方の「女岩」には波に穿たれた洞門があり、名称の由来にもなった伝説に因む赤い祠が建てられている。
女岩の頂上にある赤い祠。
注連縄の向こうには日本海と北に続く能登半島。
まさに織物の神様が残した置き土産。
機具岩越しに見る圧巻の夕景も有名です。どこまでも遠い水平線に沈む真っ赤な太陽、スカーレットに染まる空と海、そして機具岩の巨大で急峻なシルエットが眼前に浮かび上がる光景は神秘的。まさに織物の神様が残した置き土産として、神々しい存在感を放っています。
写真提供:石川県観光連盟
機具岩の巨大で急峻なシルエットが浮かび上がる、美しい夕景でも知られる。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 機具岩 |
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所在地 | 石川県羽咋郡志賀町富来七海 |
問い合わせ先 | 0767-32-1111 | 志賀町役場商工観光課 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | - |
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