大石神社
おおいしじんじゃ □兵庫県赤穂市
赤穂浪士を率いた、大石内蔵助を祀った神社。
赤穂城跡の敷地の中、老松の並木が美しい参道の両脇に、ずらりと整列するのは47人の義士像。各像すべてに名前が刻み込まれ、精悍な表情で訪れる者に語りかけてきます。それらは忠臣蔵で語り継がれる、大石内蔵助を筆頭とする赤穂浪士の、義を重んじ忠誠を貫いた強い意思と結束を感じさせてくれます。
主君の仇を討つため、全員切腹という終焉を迎えようとも吉良上野介を討伐し、武士道の根幹である忠義を貫いた気概は300年を経た今も鮮烈に心を揺さぶります。ひとつひとつの像を眺めていると、その人物がどんな人間で、どんな人生を送り、そしてその時どんな決意で義士たる気迫を実行したのか、深まる想像に胸がざわめきます。もっとも奥、家紋が掲げられた門の横には、赤穂浪士を率いた大石内蔵助、そしてその息子・大石主税の像が堂々たる威厳で構えています。
大石神社は1900年に創建され、大石内蔵助をはじめ赤穂浪士47人が祀られている。
赤穂城の三之丸に鎮座する。
本殿と縄鳥居を正面から望む。
今も確かに息づく、義士達の決意と男気。
大石内蔵助の屋敷跡に1912年に建立された大石神社は、無論あの赤穂浪士を弔い祀るために建てられた神社であり、彼らの苦難と激動の歴史を今に伝える語り部でもあります。境内には義士の銅像や討ち入りに使ったという武具などが展示されている義士宝物殿もあり、時代劇ファンを唸らせます。
よく晴れた中秋の昼下がり。真っ青な空にはトンビが弧を描いています。乾いた風が境内をすり抜けます。やや驚いたように梢を揺らす木々は、迫りくる季節に備えてその葉を落とす準備を始めようとしていました。ただ義士達の決意と男気だけは、いつまでたっても変わらずこの場所で渦巻き、熱を放っているように感じられました。
老松の並木が美しい参道の両脇に、ずらりと整列するのは47人の義士像。
参道入口にある立派な石碑。
大石内蔵助の銅像。
赤穂藩浅野家の家紋「違い鷹の羽」。
本殿の唐破風屋根が凛々しい。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大石神社 |
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所在地 | 兵庫県赤穂市上仮屋129 |
問い合わせ先 | 0791-42-2054 | 大石神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.ako-ooishijinjya.or.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/大石神社 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022825-d1384550-Reviews-Akahooishi_Shrine-Ako_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 200911 |
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