味処なか

地元人も御用達、郷土料理が評判のお店。

黒川温泉の人気イベント・温泉手形を首からぶら下げて歩いていた時に、昼時を少し過ぎて湯冷ましを兼ねて昼食に。ふと立ち寄ったのが食べ処なか。評判の郷土料理とアットホームな雰囲気で、地元の人も御用達のお店だそうです。
暖簾をくぐると、古くからの日本家屋といった感じの店内、数席のカウンター席と３つほどの座敷席があるだけの小さなお店です。先客は西欧系の外国人グループ。楽しそうに座敷での座り方だとか、箸の持ち方だとかを話題にしています。温泉に入ってすっかりいい気分になっていた僕は、そうでしょ日本っていい国でしょ、と心の中で彼らに向かって自慢をしてしまいます。

名湯黒川温泉にある郷土料理店。和を感じるアットホームな雰囲気で、地元の食材を使った料理を楽しめる。

看板メニューは、高菜飯とだご汁のセット。

注文したのは、この店の看板メニュー、高菜飯とだご汁のセット。阿蘇名物の高菜漬を使った高菜飯は、小さな釜で出されます。地元産の米を使い、炒めた自家製の高菜漬けを混ぜた炊き込みご飯風。ほのかな酸味と甘味がしょうゆ風味のご飯と合います。それとだご汁。平たく伸ばされた餅みたいなだんごと、地元産の新鮮野菜を白味噌で煮込んだ熊本のの郷土料理です。甲州のほうとうみたいな感じ。特に山芋が絶品でした。
それと、ここは熊本。馬刺しも一緒にいただきました。噛みごたえがあるひとくちめ、そして噛むほどに柔らかくなり馬肉の旨味とほのかな甘味が口いっぱいに広がります。想像以上に美味しかったので、迷わずもうひと皿を追加。あとで運転が控えているので飲めませんが、是非とも冷たいビールを片手に食べたい逸品でした。

「だご汁」「高菜飯」「馬刺し」といった熊本の郷土料理を高いレベルで味わえる。

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