直島スタンダード2
なおしますたんだーど2 □香川県香川郡直島町
魅力が倍増した、プロジェクト第2弾。
直島がまた新たな作品を受け入れ、より一層面白くなりました。1998年に家プロジェクトが発表された頃から、直島はアートの島として注目を集めてきた瀬戸内海の小さな島。2001年の「直島スタンダード」に続き、2006年10月、「直島スタンダード2」と題して新たな作品が一斉に公開されました。新たに13組のアーティストによる作品が島の各所に展示され、これで3回目となる直島探訪に出かけました。
島へ渡る小さなフェリーの中は、すでに直島スタンダード2のプロモーションでぎっしり。偶然にもフェリーには直島の仕掛人のひとり、安藤忠雄氏も乗っておられ、否が応にも期待が高まります。瀬戸内の風に船の速度が起こす風が混じり、爽やかなデッキで運ばれました。
宮浦港の広場に登場したのは草間彌生氏の「赤かぼちゃ」。中に入ることができる。
フライヤーには、錚々たるアーティストたちが。
真っ白なコーンはインパクトがあった。
夕陽に照らされて赤みを増した「赤かぼちゃ」。
「赤かぼちゃ」の中にも入ってみた。
港では透明の建物が、島と海とをつないでいる。
島の桟橋に着くとさっそく作品があり、佐藤オオキ氏率いるnendoによる白いパイロン群、そして草間彌生氏によるあの南瓜が埠頭で出迎えてくれました。今回は化粧直しをした赤色の南瓜。そして人が中に入れる大きなものでした。
宮浦港のターミナルも新しくなっていて、金沢21世紀美術館を手掛けたSANAAによるもの。全面ガラス張りの建物で、直島内のチケットもここで買うことができます。その透明の建物が、島と海とをつないでいます。
宮浦港のターミナルは金沢21世紀美術館を手掛けたSANAAによるもの。島と海をつなぐ透明の建物。
元床屋をリメイクした作品「魚島潮坂蛸峠」。
大竹伸郎氏による家プロジェクト「はいしゃ」。
「魚島潮坂蛸峠」の内部にいた巨大な「蛸」。
須田悦弘氏による家プロジェクト「碁会所」。
島の景観と暮らしに、アートが見事に溶け込む。
より広範囲に作品が展示されるようになり、直島の隅々まで見るような感じ。まだまだ知らなかった景色にたくさん出会えます。「芸術の日常化」がテーマとされていますが、どこに行ってもそれは具現化されていて、直島の豊かな景観と島の人々の素朴な暮らしの中に見事にアートが溶け込んでいます。
訪問時に展示されていたものは、イベント期間終了後もそのまま展示されているものがほとんど。今でもそれらを見ることはできますが、やはり今回のようにひとつのイベントとして島全体が動めくような時に訪れると実感が違います。またいつか、「直島スタンダード3」が開催されることを楽しみにしています。
NEWS! | 直島スタンダードは期間限定のため、現在は開催されていません。しかしその後も直島では新たな作品が発表され続けていて、島の魅力は増すばかりです。 |
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直島の町角に展示されたSANAAの作品「空」。直島スタンダード2のポスターにも使われた。
独自の世界観で魅せる、三宅信太郎氏の作品。
ベネッセアートサイトの岩壁にも。
白いコーンには明かりが灯った。
ベネッセアートサイトでの夕暮れ。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 直島スタンダード2 |
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所在地 | 香川県香川郡直島町 |
問い合わせ先 | | |
休業日 | |
料金 | - |
駐車場 | |
公式サイト | http://benesse-artsite.jp/about/history.html |
wikipedia | - |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121428-d1397411-Reviews-Naoshima-Naoshima_cho_Kagawa_gun_Kagawa_Prefecture_Shikoku.html |
LAST VISIT | 200703 |
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