本家大たこ・たこ焼き
ほんけおおたこ・たこやき □大阪府大阪市
もはや観光名所とも言える、超有名店。
大阪名物のひとつ、たこ焼き。昭和の初めに大阪で誕生し、一時は大阪に5000軒のたこ焼き屋があると言われたほどの庶民の味でした。今も市内にはたくさんのたこ焼きやがあり、それぞれに趣向を凝らしたメニューがあって、それらの食べ比べも大阪ならではの楽しみ方です。
そんなたこ焼きの超人気店、その名も「本家日本一大たこ」。2010年までは道頓堀の露店で営業していた有名店です。1972年に開店し、その後もずっと同じ露店で営業してきましたが、そこが市有地だったため市から訴訟を起こされ、最高裁まで争った上に不法占拠と判断された件はニュースを賑わせました。
1972年に開店し、2010年までは道頓堀の太左衛門橋横の露店で営業していた有名店。
かつては、太左衛門橋という橋の横にあった。
道頓堀の真ん中あたり、小さな太左衛門橋という橋の袂にありました。コンテナひとつくらいの屋台で、すぐ隣には「元祖大たこ」というまた別のたこ焼き屋がありました。本家の看板には「隣の店とは一切関係なし!」とこれ見よがしに書いてあって、商魂というかユーモアというか、大阪的なものが渦巻いていました。向かって右側が本家日本一大たこ。どちらか忘れてしまっても、絶えず行列が出来ているのが目印でした。
ここのたこ焼きの特徴は、まずとにかくタコが大きいこと。丸いたこ焼きからツンと飛び出していることさえあるくらいで、タコの歯応えを存分に味わえます。ソースは辛めで、甘みのあるたこ焼きの生地と混ざってちょうどいい感じ。そしてそれを路上や橋上で食べるのがまた名物でした。
店名の通り大きなタコが人気の理由。タコの歯ごたえと旨味を存分に楽しめる。
たこ焼きの聖地にひっそりと咲く、健気なパンジー。
常に行列がありましたが、実はそのほとんどが観光客だったというのも地元では有名な話。粉モンにはうるさい大阪人は、わざわざ道頓堀まで行って、長い行列に並んでまで食べずとも、自分の家の近所にお気に入りの店があるものなのです。
くだんの騒動はなんとか収まり、今ではもとの場所の向かいのビル1階で営業しています。かつてのたこ焼きの聖地には、何も分からないままに連れてこられたような、きょとんとした感じのパンジーのプランターが置かれています。
今ではもとの場所の向かいのビル1階で営業している。
創業50年を超えてなお、屋台で。
鉄板からは常にいい香りが漂う。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 本家大たこ・たこ焼き |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区道頓堀1-5-10 |
問い合わせ先 | 06-6211-5223 | 本家大たこ |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/大たこ |
食べログ | http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27001483/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298566-d1669762-Reviews-Honkeotako-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201901 |
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