馬坂園地

小函館とも呼ばれる、串本の夜景を望む展望台。

串本から潮岬に向かう潮岬黒潮ライン、その坂道の途中にある小さな小さな公園なんですが、実はここから見下ろせる串本の町の風景がとても美しいのです。
串本の町は上浦・下浦という二つの浜に挟まれた、最も狭いところで幅約500mという細長い砂州の上に広がっていて、馬坂園地からはその様子がとてもよく眺められます。風景をよく見てみると、町の向こうには名勝・橋杭岩が並んでいるのも分かります。そして夕日を楽しむスポットでもあります。

潮岬は陸繋島になっており、「馬坂園地」はその付け根あたりにある展望公園。

闇に浮かび上がる、一筋の町の光。

さらに特徴的な地形に広がる町並みは、夜になると特別な夜景を見せてくれます。夜を吸い込んだ海に挟まれ、闇に浮かび上がる一筋の町の光は、まるで天の川のようです。よく小函館とも呼ばれるのにも納得。
そんな様々な素敵な景色を満喫できるこの小さな公園。普通に走っていれば通り過ぎてしまいそうなので、じっくり標識を探していてください。

砂州に発展した串本の町は「小函館」とも呼ばれる。その向こうには「橋杭岩」が見える。

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