日和山海岸

荒波打ち寄せる海岸、浦島伝説はここにも。

国内屈指の名湯、城崎温泉から北にすぐのところにある日和山海岸は、打ち寄せる日本海の荒波が岩場で砕け散る様が猛々しい名所です。奇岩奇礁が連続する海岸線に円山川が流れ込む河口あたりが、日和山遊園として人気を集めています。城崎マリンワールドや日和山温泉、そして浦島伝説にまつわる竜宮城など、観光スポットがぎゅっと集まったエリアです。
岸には大きな亀の像があります。なんだか懐かしい、昭和の香り纏うこの亀はもちろん浦島太郎が乗った亀で、そこから沖合い700mほどにある小さな小さな無人島が竜宮城。よく見ると城を模した建物や鳥居が建てられていて、なんでも浦島太郎が持ち帰った玉手箱を開けて鏡をのぞき込んだのがこの島なんだそう。本当かどうかはさておき、昭和25年に作られたというそれらは、それなりに長い歳月を経た一種独特の雰囲気があって、幼少の頃にはまだまだ肌で感じていた昭和の懐かしき温かさを思い出させるものでした。

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城崎温泉に近い観光スポットであり、浦島伝説にまつわる竜宮城、城崎マリンワールドや日和山温泉など見どころが揃う。

珍しい現象、「けあらし」が見られることでも有名。

また晩秋の早朝には海面が深い霧に包まれ、折からの激しい突風にその霧が掻き乱される珍しい現象「けあらし」が見られることでも有名。あいにくの曇天模様で、日本海を望む眺望は一面淡い灰色の世界でしたが、はるか眼下で豪快に打ち付ける波の音は変わりなく響いていました。
またこの日和山海岸から西へ向かい、海岸線を伝って走る県道11号線は、日本海をはるか見下ろす段崖絶壁を走る道で、ドライブしながらの眺望は最高です。

晩秋の早朝には海面に霧が立ち込め、海風にその霧が掻き乱される珍しい現象「けあらし」が見られることでも有名。

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