霊山寺
りょうぜんじ □徳島県鳴門市
お遍路へ旅立ちの舞台、「一番さん」。
お偏路の旅スタートの地、地元では「一番さん」と呼ばれ親しまれている霊山寺。鳴門から西へ約10kmほどの町外れにあり、四国八十八ヶ所霊場の第一番札所として有名なお寺です。歴史は古く、奈良時代に聖武天皇の勅願を受けて行基によって開基されたと伝えられています。
幾度かの火災により再建された現在の霊山寺、正面の仁王門をくぐると奥に本堂、左手には鐘楼と築後600年という古い多宝塔があります。それほど広くはない境内には所狭しとお堂や仏像が並んでいて、お参りする人も多く賑やかな雰囲気。本堂の天井にぎっしりとぶら下がる提灯が印象的でした。小さな池やちょっとした庭園があり、明るく日が差し込む境内は人に温かく、これから長い旅に向かう人々に元気を与えてくれそうな雰囲気でした。
奈良時代に名僧行基により開基された霊山寺は、四国八十八ヶ所霊場の第一番札所として有名。
室町時代に再建された多宝塔。
「大池」と呼ばれる池には、小さな童子たちちが。
長い旅路のスタートは、まさにお偏路デパート。
お遍路は多くは「順打ち」といって一番から順番に巡るため、この霊山寺から旅が始まります。なので門前にはお偏路グッズが取り揃う売店が設けられています。白衣、金剛杖、菅笠、納経帳など、裸でやって来たとしても立派な姿で出発できる、まさにお偏路デパート。遍路初心者には作法や心得を丁寧に説明もしてくれます。
境内の大師堂で「十善戒」の授戒を受ければ、いよいよ長い旅路のスタート。遍路巡りを志す人にとってまさに発願の寺。仁王門前の、なぜかマネキンに笑顔で見送りを受けて、阿波の平野に歩みを進めます。
霊山寺の本堂。長いお遍路の旅が、ここから始まる。
境内には、なぜかお遍路姿のマネキンが。
童子はこんなところにも。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 霊山寺 |
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所在地 | 徳島県鳴門市大麻町坂東塚鼻126 |
問い合わせ先 | 088-689-1111 | 霊山寺 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/霊山寺_(鳴門市) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g678355-d1397356-Reviews-Ryozenji_Temple-Naruto_Tokushima_Prefecture_Shikoku.html |
LAST VISIT | 200804 |
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